マルクス所有形態論の研究
所有と個体性の世界
著:渡辺憲正
紙版
内容紹介
貨幣・資本にもとづく所有の世界と各個人が形成する個体性の世界との対立を止揚し、所有の世界における人格変容からの解放を成し遂げるというマルクスの未来社会構想の真髄を描く。
マルクス「労働の経済学」の到達点!
目次
序論 所有形態論という課題
1 マルクスの所有概念
2 所有形態論の課題と本書の構成
第1章 本源的所有形態論
1 本源的所有形態論に関する諸研究
2 GemeindeとGemeinwesenの概念的区別
3 本源的所有形態論
4 共同体/共同社会の二次的転化形態
5[補論]農業共同体論との接合
第2章 私的所有形態論
1 土地の私的所有(第1系統)
2 交換と私的所有(第2系統)
3 資本の原初的形成
4[補論]私的所有生成に関する諸研究
第3章 資本主義的私的所有と無所有
1 資本と労働の交換
2 資本の生産過程と所有
3 資本の流通過程と所有
4 自己増殖する主体としての資本
5 資本の諸過程と疎外
6 [補論]いわゆる所有基礎論批判について
第4章〈自由な個体性〉論
1 個体的所有論前史
2〈自由な個体性〉論
3 個体的所有再建論との接合
第5章 所有の経済学と労働の経済学
1 所有の経済学と人格の物象化
2 労働の経済学と変革理論
ISBN:9784910969008
。出版社:桜井書店
。判型:A5
。ページ数:256ページ
。定価:4500円(本体)
。発行年月日:2023年07月
。発売日:2023年07月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA。