出版書誌データベース

トラウマや不安、慢性的な痛みといった〈心の不調〉はなぜ生じるのか。
克服するには過去にさかのぼることが本当に必要なのだろうか。
傷つけた相手を許す、という選択肢はないのだろうか。
イギリスで2015年の発売から累計8万部突破のロングセラーとなっている「Really Strange」シリーズ4巻を合本形式で一冊の本に。治療法などがとかく複雑で難解になりがちなテーマだが、シンプルで、それでいて革新的な対処法を提唱している。
漫画という手法でわかりやすく解説した最適の入門書です。

第１章　トラウマって本当に不思議
第２章　不安って本当に不思議
第３章　痛みって本当に不思議
第４章　許しって本当に不思議

著：スティーブ・ヘインズ
人間の自然治癒力を回復することを目的としたオステオパシー療法のセラピスト。代替医療の一つで、身体に働きかける「ボディワーク」の従事者として25年以上のキャリアがある。本書の元になった心理学の人気シリーズ、2015年発行『Trauma Is Really Strange』（トラウマって本当に不思議）、『Pain Is Really Strange』（痛みって本当に不思議）、18年の『Anxiety Is Really Strange』（不安って本当に不思議）の3冊で文章を担当している。

著：マシ・ノール
英国キール大学心理学部教授、心理学者。同じく本書の元となった『Forgiveness Is Really Strange』（許しって本当に不思議）でジャーナリストのマリーナ・カンタクジノと共に文章を担当している。「許し」に関わるスキルの追求と収集を目的としたウェブサイト「Forgiveness Toolbox」の共同開設者。

絵：ソフィー・スタンディング
本書の元となった「Really Strange」シリーズ全巻で絵を担当しているイラストレーター。デジタルと手描きを組み合わせながら、人間科学の分野を描く彼女のスタイルは高く評価されている。自閉症スペクトラムの女性に焦点をあてたグラフィック・ノベル『Camouflage』（2019年刊）でもイラストを担当。