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辺境の思想生活

著:中原淳

紙版

内容紹介

自己責任化される全ての人へ
これは予め書き残された同情である
君と同じように、僕も辺境に留まる

老荘、ルソー、ソロー、トルストイ、石川三四郎など、大地に根付く否定の思想を基礎として、イリイチ、フロム、オルテガ、サイード、ブルデューの議論を踏まえつつ、ベイトソンの生態学やオートポイエーシスを想像しながら、打ち捨てられた辺境で、のんびりとした相互扶助(クロポトキン、 プルードン、 グレーバー)や無縁、アジールを希望するための論考集。

目次

1章 序論(サンプル版)
2章 造語について (サンプル版)
3章 今日の様子について
4章 温情主義(パターナリズム)への批判
5章 「代弁」への批判
6章 不可能な意思疎通について
7章 局所最適解への批判(フレーム問題、レイヤー問題) (サンプル版)
8章 デザイン・テクノロジーへの批判(サンプル版)
9章 時間と金利について
10章 カウンター文化と民衆暴力について(サンプル版)
11章 僕という遺跡
12章 分析の終わりに
13章 辺境の思想生活のレッスン1 懐疑・否定・沈黙
14章 辺境の思想生活のレッスン2 浮遊・信仰・再生
15章 終わりに 至言は言を去る

著者略歴

著:中原淳
辺境の思想生活者。
1978年岡山生れ。京都大学農学部、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)卒。
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]などで、メディア・アートやインタラクション・デザインの企画や制作に関わった後、農村で自立共生による生活に入る。

ISBN:9784910876009
出版社:よだか総合研究所
判型:A5
ページ数:280ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB