著:アウスロイグ・ヨウンスドッティル
2001年メーラレン湖(スウェーデン) に浮かぶ1000 を超える島々のひとつ、ビスコプス・アーヌー島で、北欧の作家と画家が参加するワークショップが開かれた。このとき、それぞれアイスランド、スウェーデン、フェロー諸島(デンマーク領)の原作者3 人は出会い、おおきいかいぶつとちいさいかいぶつの絵と物語が生み出された。
【アウスロイグ・ヨウンスドッティル/絵・文】
アイスランド西端のボルガルフィヨルズル近郊で生まれる。かいぶつ絵本シリーズで2016年IBBYオナーリスト(画家賞)を受賞したほか、ディンマリン賞(ブックイラストレーション賞2000)受賞、アンデルセン文学賞(画家賞2000)ノミネート、アストリッド・リンドグレーン賞(2015)ノミネート、IBBY2022オナーリストなど受賞多数。『青い惑星のはなし』(邦訳は学研プラスより2007刊)ではIBBYオナーリスト(画家賞2002)、および、文作者のアンドリ・スナイル・マグナソンと共に西北欧理事会児童文学賞(2002)とUKLA賞(2014)を受賞。
著:カッレ・ギュットレル
【カッレ・ギュットレル/文】
ストックホルム生まれ。児童書・YA文学作品を多数出版。教科書や教材制作も多く手がけた。2010 年スウェーデン児童文学アカデミーのファイアースピリット賞を受賞。長年にわたりスウェーデン作家協会・図書館委員会メンバーを務めてきたほか、ビスコプス・アーヌー全寮制成年教育学校(フォルケ・ホイスコーレ)学長と協力し、かいぶつ絵本シリーズの原作者3人が出会った、ビスコプス・アーヌー島での北欧児童文学ワークショップの主催メンバーを務めてきた。
著:ラーケル・ヘルムスダル
【ラーケル・ヘルムスダル/文】フェロー諸島(デンマーク領)の首都トースハウンで暮らす。あらゆる年代向けの小説・短編・戯曲・詩を執筆するほか、人形劇シアターを創設・主催。自身の作品を上演するほか、パペット制作や舞台デザインも手がける。また、執筆作品にも、写真・彫刻・イラストレーション・アートプリントなどで挿絵を手がける。フェロー作家連盟の会長を務めるほか、100年の歴史をもつ文化誌Varðinの編集にも携わる。トースハウン市議会子ども文化賞(1996, 2013, 2020年)、西北欧児童青少年文学賞(2016年)を受賞したほか、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞に4度ノミネートなどほか多数。