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中国で進む最新の科学技術による稲作運営。その恩恵にあずかる現在の子どもは「一杯のお茶碗」に込められた農家の思いを知っているだろうか？
世界文化遺産に登録された元陽棚田。そこに暮らすハニ族の伝統的な稲作の方法、お米に対する畏敬の感情を、画家でもある著者がみずみずしい水彩画によって、今も生きる伝統的な稲作技法、収穫物への思い、そして収穫後のお祭りまでを再現！

著：于　虹呈
1989年湖南衡陽生まれ。2011年中央美術学院都市設計 絵本アトリエ卒業。在校期間中、2010年度国家奨学金を得る。2012年イギリスへ渡り修士を取得、挿絵や版画を学ぶ。卒業後は中国オリジナルの絵本の制作やイノベーションに力を注ぐ。代表作に『梁山泊と祝英台』（中信出版社）、『中国12の伝統行事－元宵節』（貴州人民出版社）などがある。北京青年報“2015年青年向け推薦読書年度新人”に選出される。

訳：川口　真希
1980年生まれ、東京都出身。13歳より独学で中国語を学ぶ。北京大学に留学。光学精密機器メーカー勤務時代に上海へ駐在。現在は翻訳業、また都内の小学校にて中国人児童向けに日本語指導を行っている。