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スゴイ! 親子で楽しく学べるコンパス作図ドリル

監:上里龍生

紙版

内容紹介

小学1年生から、コンパスと定規を使ってさまざまな線や図形を描く「作図」をすることで、算数問題の要所である「図形」のセンスを磨く!という、まったく新しいコンセプトのドリルです。

作図とは、円を描くためのコンパスと、直線を引くための定規を使ってさまざまな「幾何学模様」を描くことです。これは、「図形の性質」を知るためのもっとも良い方法なのです。作図に勝るものはありません。
しかし、最近の子どもたちは手先が大変不器用になっているといわれていて、事実、多くの子どもたちが定規を使って正確に直線を引くことも、コンパスできれいに円を描くことも上手ではありません。本書では、定規での線の引き方やコンパスの使い方も丁寧に説明しています。

ところで、算数や数学で必ず出題される「図形問題」を大変不得意にしている子どもたちがいます。それは、「図形を幾何学模様として見ることができないこと」が一つの原因だと考えられます。
したがって、作図の方法だけを憶えても、それはあまり意味がありません。そうではなく、作図によって「図形の性質」や「図形の不思議」、「図形の美しさやおもしろさ」を発見することが大切なのです。

本書は、その基礎的な部分を育成するための手がかりとなる一冊です。自由自在にコンパスや定規を使いこなせるようになると、自分自身の作図のアイディアも浮かんできます。これは大変楽しいものですし、出題者の気持ちを知ることにもつながります。

勉強へのモチベーションで大事なのは、「楽しい!」と「おもしろい!」。本書を通じて、子どもたちが「図形の本質」を見る目を養い、作図の楽しさや手を使うことの重要性に気づいてくれることを心から願っています。

目次

■推奨のコンパスと定規の紹介
■おとなの方へ
・コンパスと定規で図形センスをグングン伸ばす!
・円を学ぶと図形の本質がわかります!

■プロローグ 円のきほん
・たべものの中にも◯
・たてものの中にも◯
・しぜんの中にも◯
・くらしの中にも◯
・どっちを使う?「円い」と「丸い」

■PART1 コンパスを使ってみよう!
・まずは、円のしょうかい!
・クモの巣の不思議
・コンパスの使い方!
・◯を描く練習
・円でこんな絵もできる!
・ずれないで描けるかな?
・定規の使い方/線の描き方
・定規で線を描く練習
・定規で測る/定規で線を測る
・どんな図が出てくるのかな?

■PART2 コンパスと定規でなぞってみよう!
・チャレンジ/コンパスを使って下の図形を描きましょう。
・チャレンジ/・と・を丁寧につないで描きましょう。
・チャレンジ/定規を使って丁寧に線を引きましょう。
・チャレンジ/半径の決まった円を描きましょう。
・チャレンジ/大きさのちがう正三角形を描きましょう。
・チャレンジ/図形の真ん中を見つけよう!
・正多角形いろいろ

■PART3 コンパスと定規で描いてみよう!
・三角形とは? いろいろな三角形のしょうかい
・内接円と外接円とは?
・正三角形のしょうかい 正三角形を描く
・二等辺三角形のしょうかい 二等辺三角形を描く
・正方形のしょうかい
・いつでも、どこでも90°(円周角)
・外接円の描き方
・長方形の外接円を描いてみよう
・円と三角形は、図形問題の王様!
・コンパスはいつ生まれたの?/日本のお金は、なぜ「円」と言うの?/なぜ、どちらも「コンパス」?/初めてコンパスを使った日本人/星はなぜ丸いの?/くだものが丸いのはなぜ?/まるいはたらきもの「はぐるま」のいろいろ ……など

著者略歴

監:上里龍生
1945年静岡県生まれ。東京電機大学電子工学科卒業。
学校法人上里学園理事長。仔羊幼稚園園長。
同幼稚園は、安全な環境の中で子どもたちが力いっぱい走り回り、夏の暑さにも冬の寒さにも負けない身体を育てるをモットーの一つとし、子どもたちが上半身裸で過ごす幼稚園として、地域ではよく知られている。
1975年にFA研(基礎能力研究所)を設立し、幼児教育及び教材の研究開発に着手。幼児教材(みみず、すずめ、めだか、てんとうむし、パッチ遊び)など多数。著書に『幼時鍛錬』(監修/中央教育研究所)など。

ISBN:9784909972187
出版社:エッセンシャル出版社
判型:B5
ページ数:80ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YPMF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PBM