レジリエンスとねじれの心理
体験の「ひらけ」とストーリーライン・アセスメント
著:村田 進
紙版
内容紹介
多様性の時代に向けては、二項対比を脱却して、統合的かつ個人の価値が尊重される世界観が待たれています。そこで本書では、旧来の「表か? 裏か?」の“反面”社会を超えて、メビウスの輪のような《ねじれ》の創造性を活用する道を探ります。――そのカギとして、不意に訪れる「人間関係の危機」からの回復のため、ストーリーライン・アセスメント(物語の筋と見立てる視点)が紹介されます。臨床心理学/フォーカシング/陰陽五行の世界観などが補いあって“レジリエンス=可塑性”に満ちた未来を目指す「こころの世界論」。
目次
序――ストーリーライン・アセスメントについて
プロローグ――私の“交差”体験
第1部 ねじれ回復のプロセス
第1章 ねじれと危機対応――ケースにおける創作体験
第2章 非交差、あるいは行き場のなさ
第3章 ワイルドの生涯と創作
第4章 創作と体験過程――プロセスモデルから
第5章 レジリエンスの心理機構
第2部 危機とアセスメント
第1章 学校臨床――危機予防のために
第2章 追体験法をめぐって
第3部 五芒星物語
第1章 物語の創作体験法
第2章 相生-相克物語の誕生
第3章 ある少女の創作体験
第4章 五芒星物語の臨床への応用
エピローグ
ISBN:9784909862280
。出版社:木立の文庫
。判型:A5
。ページ数:288ページ
。価格:3600円(本体)
。発行年月日:2023年04月
。発売日:2023年05月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM。