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懐風藻全注釈

新訂増補版

著:辰巳 正明

紙版

内容紹介

日本最初の漢詩集

中国周辺諸国のなかで現存最古の漢詩集の一つ、懐風藻。
漢字文化圏の重要な国際文学研究資料として存在感を増している。
多くの中国文献による出典を明らかにし、懐風藻読解の基盤となった名著(笠間書院刊、2012年)を全面的に見直し復刊!

注釈がより詳細に。50頁の大増補!

「個々の詩を味読すれば、平安朝漢詩に劣らない、当時の詩人・文人たちの息吹が感じられる。新たな文学表現へと向かう詩人たちの、国際性を目指した自負があったのであろう。ここでは前著の誤りを正し、説明の不足を補い、また漢籍・仏典の事例を多く取り上げて理解を深める助けとした。」——「新訂増補版 跋」より

目次

懐風藻目次
懐風藻解題

懐風藻全注釈
 凡例
 懐風藻序
 懐風藻目録
 懐風藻
 奥書

解説

新訂増補版 跋
懐風藻漢詩索引

著者略歴

著:辰巳 正明
1945年1月30日 北海道生まれ
1973年3月31日 成城大学大学院博士課程満期退学
現職 國學院大學名誉教授・同客員教授
学位 博士(文学・成城大学)
2018年度日本学賞(一般社団法人日本学基金)受賞

著書
『万葉集と中国文学』『万葉集と中国文学 第二』『詩の起原 東アジア文化圏の恋愛詩』『万葉集に会いたい。』『短歌学入門 万葉集から始まる〈短歌革新〉の歴史』『詩霊論 人はなぜ詩に感動するのか』『折口信夫 東アジア文化と日本学の成立』『山上憶良』『万葉集の歴史 日本人が歌によって築いた原初のヒストリー』『懐風藻全注釈』『王梵志詩集注釈』(以上、笠間書院)
『長屋王とその時代』『歌垣 恋歌の奇祭をたずねて』『懐風藻 古代日本の漢詩を読む』『大伴旅人 「令和」を開いた万葉集の歌人』『「令和」から読む万葉集』(以上、新典社)
『万葉集と比較詩学』(おうふう)
『悲劇の宰相長屋王 古代の文学サロンと政治』(講談社)
『万叶集与中国文学』(武漢出版社)<…

ISBN:9784909832436
出版社:花鳥社
判型:A5
ページ数:612ページ
定価:13000円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DBS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ