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はじめて読む 源氏物語

監:藤原 克己
編:今井 上
他著:青島 麻子

紙版

内容紹介

日本文学究極の傑作を人生のパートナーに。
光源氏の人生をわかりやすく見通せる『源氏物語』入門。

選り抜きの名場面や重要な一節を取り上げて鑑賞しながら、物語の大きな流れと、読みどころを丁寧に解説。
恋と冒険、出会いと別れ、親睦と裏切り、誤解やすれ違い、夢や予言や陰謀まで、多くの話題が複雑に絡み合う物語を味わうための道案内。

目次

1 桐壺巻―物語のはじまり
  ダイジェスト1 帚木三帖

2 若紫巻―紫の上と藤壺
  ダイジェスト2 末摘花巻

3 紅葉賀・花宴巻―光源氏 青春の恋

4 葵・賢木巻―波乱の予感
  ダイジェスト3 花散里巻

5 須磨・明石―流離と復活
  ダイジェスト4 澪標・蓬生・関屋巻

6 絵合・松風巻―新たな宮廷秩序

7 薄雲・朝顔巻―藤壺退場

8 少女巻―物語の転換点
  ダイジェスト5 玉鬘十帖

9 梅枝・藤裏葉巻―栄華の完成

10 若菜巻―老年の光源氏

11 柏木・横笛巻―不義の連鎖
  ダイジェスト6 鈴虫・夕霧巻

12 御法・幻巻―紫の上と光源氏の退場

[コラム]たのしい『源氏絵』の世界
主要人物紹介/あとがき/執筆者紹介

著者略歴

監:藤原 克己
1953年、広島市に生まれる。
   東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)。
   岡山大学、神戸大学、東京大学教授を経て、
現在 武蔵野大学特任教授、東京大学名誉教授。
著書に『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書)、共著に『日本の古典―古代編』(放送大学教育振興会)、『源氏物語 におう、よそおう、いのる』(ウェッジ選書)、論文に「『源氏物語』と『クレーヴの奥方』―ロマネスクの諸相」(柴田元幸編『文字の都市』、東京大学出版会)などがある。
編:今井 上
1973年生まれ・専修大学教授
『源氏物語 表現の理路』(笠間書院、2008年)、『文学トレーニング古典編』(三省堂、2013年)、「『源氏物語』研究の現在」(『国語と国文学』2018年5月) ほか。
他著:青島 麻子
1982年生まれ・聖心女子大学専任講師
『源氏物語 虚構の婚姻』(武蔵野書院、2015年)、「『落窪物語』における婚儀」(『国語と国文学』 2017年9月)、『学びを深めるヒントシリーズ 源氏物語』(明治書院、2019年)ほか。

ISBN:9784909832153
出版社:花鳥社
判型:A5
ページ数:216ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2020年01月
発売日:2020年01月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ