出版社を探す

DIY葬儀ハンドブック

遺体搬送から遺骨の供養まで

著:松本 祐貴

紙版

内容紹介

お葬式……すべてを個人で行えば、火葬まで約3万円で行うことが可能!?

「お葬式を行うと莫大な費用を請求される」「葬儀を出したときがないから何も知らない」……葬儀について、多くの人は知らないことばかりです。
廉価であることを謳って、最近増えてきた「家族葬」。こちらも、請求額を見れば追加費用が多く安価ではないこともあります。
「それならDIYでお葬式を行ったほうがいいのでは?」そういった心の叫びに対する答えとして本書が誕生しました。

葬儀を個人で進めるDIY葬儀では、身近な人とはいえ遺体と直面することもあります。また知らないことばかりというのが実情です。それを解消するためには、さまざまな知識が必要になってきます。
そういったノウハウを本書では、イラストやチャートを使ってわかりやすく説明しています。

・「お迎え」が近づいたとき、何をどのように用意すればいいのか。
・危篤時、臨終時にどのような手続きが必要なのか。
・亡くなった場所によって遺体の搬送方法はどう変わってくるのか。
・故人を自宅で安置するのに必要なものは。
・火葬場の予約は個人でも可能なのか。
・すべてを個人で進めるのではなく、一部を業者に依頼するには?など。

DIYでお葬式を行うことにハードルがある方、葬儀にまつわる知識を得たい方に向けて、プロが教える知識も掲載しています。それらを活用すれば、葬儀社の言いなりにならない、納得のいく心のこもったお葬式を行えるはずです。

目次

序章
世相を反映する葬儀形態
一般葬
家族葬
一日葬
直葬

第1章:事前の準備
①必要になる葬儀セットと費用について
②健保から支給される葬儀費用の補助金
③葬儀セットはインターネットで購入可能
④旅立ち前の個室『棺』のこと
⑤『終のすみか』ともいえる骨壺のこと
⑥プロに頼らず身近な人を見送る覚悟について

第2章:臨終
①臨終直後から始まる事務手続きの流れを知っておく
②病院で臨終を迎えたとき
③自宅で臨終を迎えたとき かかりつけ医がいる場合、いない場合
④老人ホームなどの施設で臨終を迎えたとき
⑤不慮の事故などによる死亡のとき
⑥葬儀社活用時の知識『危篤時と臨終時」
⑦プロから学ぶ葬儀のノウハウ『臨終直後』
⑧プロから学ぶ葬儀のノウハウ『遺体に施す処置』

第3章:遺体搬送
①亡くなった場所によって搬送方法は変わる
②搬送時に用意しておきたいもの
③搬送の心得①『病院から』
④搬送の心得②『老人ホームなどの施設から』
⑤搬送の心得③『警察施設から』
⑥使い勝手のいいシーツでの遺体搬送
⑦プロから学ぶ葬儀のノウハウ『搬送手段』

第4章:遺体安置
①おろそかにできない『安置』のこと
②故人の生活の場でもあった自宅での安置方法
③変化する遺体の状態について知っておく
④遺体にも必要な保湿。そして清拭のこと
⑤遺体の着せ替えは難しい作業
⑥口を閉じさせるには死後硬直を利用する
⑦エンゼルメイクで生前の面影を
⑧早めの納棺は故人のためにもなる
⑨遺体安置施設などの利用も検討しておく
⑩葬儀社活用時の知識『湯灌』
⑪プロから学ぶ葬儀のノウハウ『枕飾り』

第5章:火葬
①故人と対面できる最後のとき
②火葬場到着後の流れを知っておく
③火葬場の休業日
④副葬品、入れていいものダメなもの
⑤大人、子どもで火葬時間は変わる
⑥棺の大きさによる火葬炉の違い
⑦火葬場で心づけは渡すべきなのか
⑧収骨の心得

第6章:納骨
①最近の納骨事情
②納骨に関する疑問を解決
③お墓への納骨はどのように行うのか
④公営霊園のメリット・デメリット
⑤民営霊園のメリット・デメリット
⑥お墓を持たない手元供養という選択
⑦『改葬』について知っておくべきこと
⑧近年、増えている『墓じまい』
⑨自然に還る、海洋散骨のこと
⑩散骨前に必要な粉骨方法
⑪樹木葬や山林などへの散骨について

第7章:僧侶・法要
①DIY葬儀とお寺の関係
②葬儀の場で僧侶は何をしているのか
③お布施は本当に『お気持ち』でいいのか
④お寺との関係、実はとても大切なこと
⑤葬儀時の大きな悩み『戒名料』のこと
⑥法要について知っておきたいこと

第8章:通夜・告別式
①DIY葬儀では省かれる通夜・告別式について
②葬儀前から忙しい喪主の役割
③通夜・告別式、マナーと注意点
④香典の相場っていくら?
⑤宗教別、祭壇について

終章
①葬儀社の規模・形態による違いはあるのか
②『そのとき』に直面する悩みや問題を解決しておきたい
③『そのとき』に後悔しないため
④どのような葬儀社を選ぶべきなのか
エンディングメッセージ

著者略歴

著:松本 祐貴
松本祐貴(まつもと・ゆうき) 1977年、大阪府生まれ。ライター&フリー編集者。雑誌記者、出版社勤務を経て、雑誌、ムックなどに寄稿する。テーマは旅、サブカル、趣味系が多い。著書『泥酔夫婦世界一周』(オークラ出版)。

ISBN:9784909646255
出版社:駒草出版
判型:4-6変
ページ数:176ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC6