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文学のトリセツー「桃太郎」で文学がわかる!

著:小林 真大

紙版

内容紹介

日頃、本を読まないあなたに読んでもらいたい!
誰もが知っている「桃太郎」で文学を学ぶ

文学について興味があるけど「何から読めばいいのかわからない」と思っている人に向けて書かれた、やさしい入門書です。「文学」とはどんな学問なのか、どのような価値があるのか、どのように勉強するのをわかりやすく解説。「文学」の奥深さと面白さを学べる一冊。

《目次》
はじめに(郭潔敏)
第1章 文学って何?
第2章 なぜ今、文学を学ぶ必要があるのか?
第3章 文学批評の基本
第4章 桃太郎はヒーローなのか?─構造主義批評と脱構築批評
第5章 桃太郎はなぜ鬼ヶ島に行ったのか?─精神分析批評
第6章 『桃太郎』は政治小説だった?─マルクス主義批評
第7章 なぜ桃太郎は男なのか?─フェミニズム批評
第8章 鬼とは一体何者なのか?─ポストコロニアル批評
第9章 私たちと桃太郎─カルチュラル・スタディーズ
第10章 桃太郎研究の未来、そして文学研究の未来─障害学批評、エコクリティシズム批評、人文情報学批評
第11章 文学批評の実例─アルベール・カミュ『異邦人』研究
あとがき

著者略歴

著:小林 真大
山形県生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業。
幼少期にパプアニューギニア、オーストラリア、中国と海外転勤を繰り返す。
パプアニューギニアでは自宅が銃撃戦に巻き込まれ、寝室に銃弾が撃ち込まれるも、九死に一生を得る。
当初は医学部を目指していたが、文学教育が欧米でスタンダードとなっていることに衝撃を受け、文学に転向。
現在インターナショナルスクールにて国際バカロレアの文学教師を勤める。

ISBN:9784909542274
出版社:五月書房新社
判型:A5
ページ数:280ページ
価格:1600円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA