すごい論語
著:安田 登
紙版
内容紹介
いとうせいこう(音楽)、釈徹宗(宗教)、ドミニク・チェン(テクノロジー)、各分野で活躍する「すごい」人に『論語』を投げかけると――
2500年前を凌ぐ「すごい論語」が現れた!
「すごい論語」に問いを投げかけると――
・『論語』は「樂」を重視する
――人の命や国の命運を左右するほどの力が「樂」にはある。
・古典芸能には「片足」が多出する
――欠落をもつ者だけが君子になれる。
・人間関係に熟達するには?
――先祖(死者)とのコミュニケーションを活用すべし。
・日常的なイライラをおさめるには?
――「わからないもの」に自分を合わせる力を養うべし。
・「仁」とは?
――まったく新しい人間、ヒューマン2.0である。…etc.
大変化の時代を生きる知恵が次々と湧き上がる!
目次
プロローグ
Ⅰ『論語』に「音楽」を投げてみる――対話 いとうせいこう
1 「樂」はいまの音楽のもっとすごいやつ
2 「樂」の前に「詩」と「禮」を学ぶべし
3 「まとめる(樂)」と「分ける(禮)」で人は笑う
4 欠落をもつ者だけが「君子」になれる
Ⅱ『論語』に「宗教」を投げてみる――対話 釈徹宗
1 孔子はカルト宗教を戒めた
2 先祖とのコミュニケーション技法
3 宗教は「衣食住」すべてをあつかう
4 「わからないもの」に自分を合わせる力
Ⅲ『論語』に「テクノロジー」を投げてみる――対話 ドミニク・チェン
1 『論語』はシンギュラリティ
2 「外在化」が次のシンギュラリティの鍵
3 孔子が残したマジックワード「仁」
4 ヒューマン2.0の世界
エピローグ