ビザンチュームへの旅
詩集
著:新倉 俊一
紙版
内容紹介
エズラ・パウンドやエミリー・ディキンスンなどを翻訳し、英米文学研究の大家である新倉俊一氏の5冊目の詩集。みらいらん7号に発表された、イエイツの詩をモチーフにしたタイトル作「ビザンチュームへの旅」のほか、日々の生活、遠方への旅のさまざまなシーンを13〜14行の詩篇にまとめた「冬の旅 抄」22篇、ギリシア神話の風光を取り入れてうたう「ヘレニカ」6篇、そして西脇順三郎や安藤一郎、同時代の詩人たちとの交友を語るエッセイ「詩人の曼荼羅」を収める。
目次
《詩》
ビザンチュームへの旅
冬の旅(抄)
冬の旅/青山/冬の海辺/朝靄/運慶/薄茶/立木/ボッティチェリ/手紙/風景/達人/めぐりあい/桔梗/紅葉/予感/哀堂/別れの曲/哲人たち/アヤメ/水仙/ボン ナターレ/嘆く女たち
ヘレニカ
ニケ/トリトン/オーロラ/ディオニソス/アポロ/ペルセポネ
《散文》
詩人の曼荼羅
Ⅰ 安藤一郎宅の「三日会」
Ⅱ 西脇ゼミから「引喩集成」まで
Ⅲ パウンドをめぐる人たち
Ⅳ フェト・シャンペエトル
あとがきに代えて (岩礁/草野早苗)
初出一覧
著者略歴