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Back to the Wild 森を失ったオランウータン

写真:柏倉陽介

紙版

内容紹介

もう、遠くの話ではない
本書の売り上げから、印税として著者に支払われる全額と本の売上金の一部をセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに寄付します。

ある朝、檻舎に向かうと
オランウータンの孤児がタオルをかぶっていました。
いつからそうしていたのでしょうか。
頭からつま先までタオルにくるまり、じっと壁を見つめています。
さびしい、かなしい、お母さんに会いたい。
言葉を話さなくても、孤児の言いたいことがわかるようでした。
地球上から東京都と同じ面積の森林が、1週間ごとに開発され消え続けてているといいます。森林にすむオランウータンが絶滅危惧種になった原因は、農地開拓、違法伐採、密猟、地球温暖化による生息環境の変化などで全て原因は人によるものです。(中略)絶滅危惧種になっているオランウータンの命運は、そのまま人類の未来に繋がるシンボルといえます。持続可能な生活を築いていく上で、オランウータンを見守る活動に協力することは一人一人のライフスタイルを考え直すきっかけになります。

著者略歴

写真:柏倉陽介
1978年、山形生まれ。撮影分野は自然風景、野生動物、人物、文化、環境問題など多岐にわたる。米国立スミソニアン自然史博物館、ロンドン自然史博物館、国連気候変動枠組条約締約国会議にて自然や環境をテーマとした作品を展示。ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト、ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー、レンズカルチャーなど主要な国際写真賞に入賞し、国際モノクローム写真賞では審査員を務める。近年は、趣味のDIYで日本最北の礼文島空き家を改装し、第二の撮影拠点にしながら、星空鑑賞区を作っている。弊書編集の寺倉力氏と、山と共に生きる人々をテーマにした「Because it is there…」を14年にわたり登山誌にて連載している。

ISBN:9784909355454
出版社:エイアンドエフ
判型:B5変
ページ数:136ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVM