Back to the Wild 森を失ったオランウータン
写真:柏倉陽介
紙版
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内容紹介
もう、遠くの話ではない
本書の売り上げから、印税として著者に支払われる全額と本の売上金の一部をセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに寄付します。
ある朝、檻舎に向かうと
オランウータンの孤児がタオルをかぶっていました。
いつからそうしていたのでしょうか。
頭からつま先までタオルにくるまり、じっと壁を見つめています。
さびしい、かなしい、お母さんに会いたい。
言葉を話さなくても、孤児の言いたいことがわかるようでした。
地球上から東京都と同じ面積の森林が、1週間ごとに開発され消え続けてているといいます。森林にすむオランウータンが絶滅危惧種になった原因は、農地開拓、違法伐採、密猟、地球温暖化による生息環境の変化などで全て原因は人によるものです。(中略)絶滅危惧種になっているオランウータンの命運は、そのまま人類の未来に繋がるシンボルといえます。持続可能な生活を築いていく上で、オランウータンを見守る活動に協力することは一人一人のライフスタイルを考え直すきっかけになります。