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地域包括ケアを現場で語る 人を想い、地域を耕し、社会を変える人たちと

著:高橋 紘士

紙版

内容紹介

この人には何が必要か?誰がいっしょに悩むのか?すべては目前にいるひとりとの出会いから始まる。
本書は「地域包括ケア」という既存の言葉を、現場の問いと模索と実践から再構築する試みだ。     
NPO法人「抱樸」 奥田知志
日本の土の中から生まれた宝石のような実践の数々。それを座談会という日本生まれの手法も使って歴史的視座から解き明した前代未聞の本。地域包括ケアを、実践者たちの優れて独創的な活動の中でわかりやすく紐解いていく。医療や福祉や介護・看護の現場、そして行政の世界で、前例を超えた前例を創ろうとしている方々にとって、必読書の一冊。    大熊由紀子

目次

 序章 地域包括ケアシステムの見取り図—在宅医との対談
第Ⅰ部 地域包括ケアを現場で語る 対談と鼎談
1章 「ふるさとの会」の生活支援—山谷から地域へ
2章 とも暮らしの住まい方—ホームホスピスからのメッセージ
3章 「けま喜楽苑」個室ユニットと認知症ケア—外山義の遺した仕事
4章 NAGAYA TOWERが住まいを変える
5章 「抱樸」生活困窮者を生み出さない社会へ—包括的居住支援の構想
第Ⅱ部 地域包括ケアシステムの共通基盤(プラットフォーム)
1章 「こぶし園」施設を地域に展開する—小山剛の仕事
2章 「三方よし研究会」と地域丸ごとケア—近江の国柄
3章 ケアの意味と新たなかたち—宅老所よりあい、ホームホスピス、あおいけあ
第Ⅲ部 地域包括ケアの来歴をたどる
1章 御調国保病院の挑戦—地域包括ケアの創始
2章 在宅福祉事業の創始と展開—春日市社協の事業
3章 包括的支援としてのライフケアシステム—佐藤智医師の仕事
4章 社会事業の可能性—同潤会による不良住宅改良事業の構想

著者略歴

著:高橋 紘士
編著者 髙橋紘士 
特殊法人社会保障研究所研究員、法政大学、立教大学、東京通信大学などで教職の他、高齢者住宅財団理事長、東京都社会福祉審議会委員長などを歴任。
現在、高齢者住宅協会顧問、全国ホームホスピス協会理事、全国居住支援法人協議会顧問などを務める。この間、厚労省老健局「高齢者介護研究会」「地域包括ケア研究会」他、国交省住宅局委員等を務める。
共編著に『地域包括ケアシステム』『地域連携論』(オーム社)『福祉情報化入門』『コミュニティ福祉学入門』(有斐閣)他多数

ISBN:9784909317254
出版社:木星舎
判型:A5
価格:2700円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS