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アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史

著:カベルナリア吉田

紙版

内容紹介

アイヌ人口は減少の一途をたどり、2013年の調査によれば16,786人。
一方でその生活文化に注目し、学習する人は確実に増えている。中略~そうした中でここ数年、アイヌ関連観光が推進されている。
アイヌ舞踊ほか文化芸能を紹介するイベントが頻繁に行われ、アイヌの民俗をふんだんに取り入れた漫画『ゴールデンカムイ』が大ヒット。
そして2020年には白老町のアイヌ民族博物館が大々的にリニューアルし、国立アイヌ民族博物館を主軸とする民族共生象徴空間「ウポポイ」へと生まれ変わった。だが――。~本文より。

最果ての町から絶海の孤島まで、日本の隅々を自らの足で歩いてまわる旅作家・カベルナリア吉田がアイヌとは何かを求めて北海道中を歩いてまわった旅記録。アイヌと開拓、明治以前のアイヌと和人の交流と抑圧の歴史。そんな記憶が残る場所を訪ね、ある時は有名観光地で観光化が進み過ぎている現状に違和感を感じる。そしてほとんど観光ガイドには取り上げられない地を歩き、100年前のアイヌと同じ風景を見る。
自分の足で実際に見て感じたアイヌの過去と現在。

著者略歴

著:カベルナリア吉田
1965年北海道生まれ、早稲田大学卒。読売新聞社ほかを経て2002年からフリー。沖縄と島を中心に全国を周り、紀行文を執筆している。近著は『ビジホの朝メシを語れるほど食べてみた』(ユサブル)、『ニッポンのムカつく旅』(彩流社)、『何度行っても 変わらない沖縄』(林檎プロモーション)、『狙われた島』(アルファベータブックス)、『突撃! 島酒場』『肉の旅』『絶海の孤島』(共にイカロス出版)。ほか『沖縄の島へ全部行ってみたサー』(朝日文庫)、『沖縄・奄美の小さな島々』(中公新書ラクレ)、『沖縄戦546日を歩く』(彩流社)など沖縄、島関連の著書多数。近著に『新日本エロい街紀行 伝説のエロい街を訪ねて三千里 』(アルファベータブックス)。早稲田大学社会人講座「実踏体感! 沖縄学」「ニュースの街を歩く」ほか随時開講、ラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」でも番組「カベルナリア吉田のたまには船旅で」を随時配信。趣味はレスリング、バイオリン、料理。175cm×75kg、乙女座O型。

ISBN:9784909249470
出版社:ユサブル
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ