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数ヶ月かけて綿密に準備をしていても、必ずしも勝てるとは限らない、いやそれどころか追加の予算持ち出しで興業が赤字になることさえ多々あるライブイベントビジネス。
そんな過酷で不安定な世界に身を置きながら、たった一人でアイドルイベント『@JAM(アットジャム)』を立ち上げ、以来10年間、イベントブランドを守り続けながら、当初赤字続きだったものを見事に黒字化させビジネスとして成功させた、@JAM総合プロデューサーの橋元恵一氏。
本書は、日本のアイドルシーンを牽引する存在となった橋元プロデューサーのアイドルイベントに懸けた滾るような熱量が伝わる、@JAM誕生から現在に至る赤裸々かつエキサイティングな10年史である。
当初負けっぱなしだったライブイベント事業を、如何にして10年間も続けてこられたのか?？　そしてどうやって日本一のアイドルイベントに押し上げたのか？　アイドルイベントのみならずあらゆる事業が危機的状況の中、それでも挫けないすべての挑戦者に元気と勇気を与える、これは数々の困難を力に変えてのし上がってきたカリスマプロデューサーからの、熱き魂のこもったメッセージである。

著：橋元　恵一
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント/株式会社ライブエグザム
1967年東京生まれ。日本大学法学部卒業後、Tooを経て、1993年ソニー・ミュージック・コミュニケーションズに入社。アーティストの販促サポートやビジュアルプロデュースを担当し、絢香、ケツメイシ、山崎まさよし、RAG FAIRなどのクリエイティブを担当。
2010年、ソニー・ミュージックエンタテインメントへ異動し、ポップカルチャー音楽イベント『@JAM』を立ち上げる。
現在では国内外にて年間30本以上のシリーズイベントの総合プロデューサーを担当。また、TOWER RECORDSとの共同レーベル『MUSIC@NOTE』のプロデュースや、アイドルグループのプロデュースワークも精力的に行っている。