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フランス式●薬剤による妊娠中絶ハンドブック

訳:堀本江美

紙版

内容紹介

30年以上、経口中絶薬を使用してきたフランスでの知見がつまった1冊。
経口中絶薬に関する医学的な情報はもちろん、その成り立ち、使用に際してのケアの実際、制度、法律など、具体的な例(「1時間で2枚以上の生理用ナプキンを使用しなくてはならないほどの出血が続く場合は受診を」など)を交えながら提示しています。

目次

1. 薬剤の作用メカニズム
2. 薬剤による人工妊娠中絶の治療計画
3. 薬剤の禁忌と毒性
4. 正常および異常妊娠の早期診断
5. 薬剤による人工妊娠中絶を行う前の情報提供
6. 副作用と合併症
7. 薬剤による人工妊娠中絶の有効性の評価
8. 薬剤による人工妊娠中絶後の避妊
9. 薬剤による人工妊娠中絶の実施方法

著者略歴

訳:堀本江美
日本産婦人科学会専門医。医療法人社団ブロッサム理事長。
北海道札幌市にある苗穂レディスクリニックで院長として、日々女性の診療にあたる。フランスで女性の体にやさしいソフトチューブによる吸引法を学び、性被害者支援現状の視察などたびたび渡仏している。講演や執筆、母校札幌医科大学での講義も行う。
2019年、女性の地位向上や市井の医療に著しい貢献をした医師に与えられる、日本女医会荻野吟子賞受賞。長年性暴力被害者支援にかかわり、避妊に悩む女性の相談を受けている。女性自身が思うとおりの人生を選び取るための選択肢のひとつとして、薬剤による妊娠中絶のことを多くの人に知ってほしいと願っている。著書に『女性ホルモンが守るからだとこころ―女性ホルモン補充療法HRT』(Belle femme出版)、『逃れられない性犯罪被害者―無謀な最高裁判決』(共著、青弓社)がある。

ISBN:9784908781018
出版社:ドコニカ
判型:B5変
ページ数:120ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2023年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKC