暴力と紛争の“集団心理”
いがみ合う世界への社会心理学からのアプローチ
著:縄田 健悟
紙版
内容紹介
「我々」には戦う理由(ワケ)がある
人類史上,幾度となく起きてきた集団による暴力や紛争。集団暴力や集団間紛争はなぜ起きるのか? それらを解消することはできるのか? コミット型,生存戦略型の2つの「集団モード」の観点から,人間の心理・社会過程,集団間相互作用過程を捉え,暴力や紛争が誘発されるメカニズムを読み解く。
目次
序章 暴力と紛争の“集団心理”――社会心理学の視点から
第Ⅰ部 内集団過程と集団モード
第1章 集団への愛は暴力を生み出すか?
第2章 集団への埋没と暴力――没個性化、暴動
第3章 「空気」が生み出す集団暴力
第4章 賞賛を獲得するための暴力――英雄型集団暴力
第5章 拒否を回避するための暴力――村八分回避型集団暴力
第Ⅱ部 外集団への認知と集団間相互作用過程
第6章 人間はヨソ者をどう見ているのか?――偏見の科学
第7章 「敵」だと認定されるヨソ者――脅威と非人間化
第8章 報復が引き起こす紛争の激化
第Ⅲ部 暴力と紛争の解消を目指して
第9章 どうやって関わり合えばよいのか?――暴力と紛争の解消を目指して
ISBN:9784908736247
。出版社:ちとせプレス
。判型:4-6
。ページ数:384ページ
。価格:2700円(本体)
。発行年月日:2022年02月
。発売日:2022年03月04日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。