ペデルペスの足跡―日本近代詩史考
著:近藤 洋太
紙版

内容紹介
口語自由詩を切り開いた萩原朔太郎、西脇順三郎、宮澤賢治、中原中也、立原道造たち近代詩人が通った一様ではない進化の過程。太平洋戦争に直面した三好達治、草野心平、伊東静雄たちの生の痕跡。詩の実作者が辿る詩史論。
目次
日本近代詩の問題―前書に代えて
ペデルペスの足跡
「浄罪詩篇」時代―萩原朔太郎
『氷島』の詩語―萩原朔太郎
遠いものの連結―西脇順三郎
文語定型詩への到達―宮澤賢治
歌の成立―中原中也
口語自由詩の完成―立原道造
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反「師系」の文学としての詩
戦争と詩人
戦争と詩人
頸ながし鳥臀おもし鳥―三好達治
死んだら死んだで生きてゆくのだ―草野心平
このかさのひらかずば―伊東静雄