ソクラテスからの質問
「価値は人それぞれ」でいいのか
著:根無 一信
紙版
内容紹介
「生きるための航海に出よう」初めて哲学を学ぶ人のための画期的な入門書。すべての人間を感動させる歌はあるのか、美味しいものが美味しいのはなぜ?……わかりやすい問いかけから始まり、次々に「常識」がくつがえされていく。〈人それぞれ〉の〈相対主義〉でジェノサイドや殺人、戦争が防げるか……。ものごとの真の原因、真の理由を追求し続け、「よりよく生きること」を求め続けた、古代ギリシャのソクラテスからの呼びかけに、我々は今こそ向き合いたい。新進気鋭の人気哲学研究者が書き下ろす、楽しく読める〈生きるための〉哲学。長い船旅がここに始まる。「ネム船長の哲学航海記」全3部作の第一弾。
目次
まえがき
第1 章 「みんなちがってみんないい」でいい?
第2 章 人間は万物の尺度である
第3 章 哲学とは何か
第4 章 知恵は成功である
第5 章 吟味の無い生活は人間の生活ではない
第6 章 美味しいものが美味しいのはなぜか
読書ガイド
あとがき