美学史研究―ルネサンス篇

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著：淺岡　潔

出版社：アテネ出版社

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内容紹介

音楽も美術も電子化され複製品となった。そして我々に身近な存在となったのである。それらはもはや藝術作品ではなく、無限に生産される日常品である。なぜなら中世の人々が藝術に対して行った同じ行為の対象となったからである。大量生産と大量消費の時代においては、それが相応しい藝術の実相かもしれない。ごうした淵源がどのようなものであるのかを少しでも明らかにすることができればと考えた結果が本書である。（あとがきより）
淺岡潔「美学史研究」の出発点となった遺作を『美学史研究―ルネサンス篇』として改訂復刻

■序章
■第一章　新しい美意識の曙光
Ⅰ　五世紀の概観と展望／Ⅱ　十五世紀の美学と藝術
■第二章　分水徴の美意識
Ⅰ　古典的ルネサンスの藝術理論／／Ⅱ　レオナルド・ダ・ヴィンチの美学／Ⅲ　ミケランジェロの美学／Ⅳ　マニエリスムの美学／Ⅴ　十六世紀の詩学／Ⅵ　十六世紀の視覚藝術理論／Ⅶ　紋章学と図像学／Ⅷ　音楽理論／Ⅸ　デューラーの美学と中央ヨーロッパの藝術理論／Ⅹ　詩人達とモンテーニュ／XI　十六世紀の美学の要約
■第三章　美意識の多様化
Ⅰ　概観／Ⅱ　イタリア美学／Ⅲ　イギリス美学／Ⅳ　スペインとポーランドの美学／Ⅴ　十七世紀の概観／Ⅵ　バロック美学／Ⅶ　古典主義美学の復興（プッサン）／Ⅷ　十七世紀の詩学／Ⅸ　十七世紀の哲学者達と美学／Ⅹ　マニエリスム文学の美学／XI　十七世紀の絵画理論／XⅡ 十七世紀の建築理論
■第四章　現代の美意識への灯火
Ⅰ　フランス美学／Ⅱ　イタリア美学
■終章
註／あとがき／索引（人名、事項）

著者略歴

著：淺岡　潔
1945年　大阪市生まれ
1974年　関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学
1974年　大阪音楽大学　音楽学部専任講師（藝術学・哲学）
1981年　大阪音楽大学　音楽学部助教授（美学・哲学）
1989年　大阪音楽大学　音楽学部教授（美学・西洋美術史・演劇論）
2017年　逝去享年72歳

ISBN：9784908342073
出版社：アテネ出版社
判型：A5
ページ数：744ページ
定価：8000円（本体）
発行年月日：2019年03月
発売日：2019年03月07日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：ABA。

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