本願寺近代三代傳持全集第22巻

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著：大谷　暢順　他

出版社：一般財団法人本願寺文化興隆財団

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内容紹介

幕末・明治の動乱のなか宗門を教導した厳如（大谷光勝）、俳人句佛として知られる彰如（大谷光演）、そして宗教者・研究者・作家として日仏交流・現代思想を先導する經如（大谷暢順）。本願寺の三上人の著作・文化芸術を網羅した全集が発刊しました。
第22巻は經如（大谷暢順）「対談」と題し、真宗、仏教、歴史、フランス文学、演劇など多岐にわたる事績のある經如（大谷暢順）ならではの、様々な分野の碩学・文化人22名との対談を収録。全22篇の対談それぞれに、師と対談者の人となり、親しみ深いやり取り、有機的な議論展開の様子が活写されています。

Ⅰ　親鸞の教え
　宮本正尊：入信の初心に帰ろう
　植木等：スーダラ節と親鸞教
　佐藤正英：『歎異抄』における生と〈信〉
　梅原猛：『歎異抄』をめぐって

Ⅱ　蓮如の道をさぐる
　前田惠學：御文は生きている
　百瀬明治：ふたつの蓮如論をめぐって
　大谷晃一：今、なぜ蓮如か
　村上和雄：仏法薫る　蓮如の歩んだ道
　山谷えり子：福井のこころ　日本のこころ

Ⅲ　日本の文化とこころ
　千宗室（現・千玄室）：茶の心と信の心
　弟子丸泰仙：禅の心・信の心
　ルイ・フレデリック：人間が仏教に近づくのではない　仏教が人間に近づくのである
　三笠宮寬仁親王：ヒゲの殿下　おおいに語る
　谷野捨三：自分の身体をころがして生きる
　岸田今日子：女は仕事を持った方がいい
　岡本太郎：美の呪力をきく
　松久朋琳：仏を彫る心
　遠藤周作：神仏は黙っている
　真継伸彦：現代と信心
　加賀乙彦：信仰・佛教とキリスト教
　久邇邦昭：日本文化の昂揚に手を取り合って
　稲田朋美：信心に基づく融和精神を世界へ

解説・解題
　解説　対談集に就いて（一般財団法人本願寺文化興隆財団）
　解題

著者略歴

著：大谷　暢順　他
昭和四年（一九二九）京都生まれ。東京大学印度哲学梵文学科卒業後、同大学大学院仏文学科修了。ソルボンヌ高等学院卒業。パリー第七大学文学博士。名古屋外国語大学名誉教授。フランス共和国よりパルム・アカデミック勲章受章。スリランカ政府よりグレート・サーサナ・ラトナ勲章叙勲。現在、本願寺法主、一般財団法人本願寺文化興隆財団理事長。著書に『蓮如〔御文〕読本』『蓮如上人・空善聞書』（ともに講談社学術文庫）、『ジャンヌ・ダルクと蓮如』（岩波新書）、『歴史に学ぶ蓮如の道』（海竜社）、『人間は死んでもまた生き続ける』（幻冬舎）、『蓮如上人全集』（編集、全五巻）、『私たちは今の世をどう生きるか』（ともに中央公論新社）、『日本と日本人の明日のために』（産経新聞出版）、『親鸞聖人集』（仏語）、『御文を通じて見たる蓮如上人の教理と実践』（仏語）など多数。訳書に安部公房『他人の顔』（仏訳）などがある。

ISBN：9784908318313
出版社：一般財団法人本願寺文化興隆財団
判型：4-6
ページ数：566ページ
定価：10000円（本体）
発行年月日：2021年09月
発売日：2021年09月28日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：QRFB。

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