長恨歌
著:王 安 憶
訳:飯塚 容
紙版
内容紹介
【内容紹介】
「ミス上海の死」を描いた、中国文学の記念碑的作品、待望の邦訳!
茅盾文学賞受賞
上海の街を舞台に、美しき主人公・王琦瑶(ワン・チーヤオ)の青春から死に至る四十年を描く長編小説。1940年代の虚栄の繁華、50〜60年代の困窮と苦難、そして80 年代のロマン的悲劇まで、恋多き主人公の人生を通して、上海という街の繁栄と虚栄が描かれる傑作。
【作者の言葉】
『長恨歌』は、とてもとても写実的な作品です。
その中で私は、一人の女性の運命を描きましたが、
事実上、この女性は都市の代弁者にすぎません。
私が描いたのは、実のところ、
「上海」という都市の物語なのです。
――― 王 安憶
【推薦文】
ずっと読みたかった傑作小説の邦訳がついに!
王安憶のカメラアイが弄堂(ロンタン)を、路地を、旧フランス租界のアパートをくまなく旋回し、
わたしたちは「上海の淑女」の生きた四十年の虜(とりこ)になる
――― 中島京子(小説家)
目次
〔目次〕
第一部
第二部
第三部
二十八年を振り返って ――― 日本語版後記 王 安憶
『長恨歌』と王安憶について 飯塚 容
ISBN:9784908184468
。出版社:アストラハウス
。判型:4-6
。ページ数:648ページ
。価格:3200円(本体)
。発行年月日:2023年09月
。発売日:2023年08月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。