この本の使い方
『理科系の作文技術』から『血涙十番勝負』へ……「知的創造」の本を読み漁り、引用されていた作家の文に惹かれた……天野雄之
『ダーウィン以来』から『生き物たちは3/4が好き』へ……二冊の本の間に積み上げられ、豊かになっていくもの……池内 了
「汲む(『ポケット詩集』)から『イワン・デニーソヴィチの一日』へ……私にとって〝似た匂い〟がするから二冊はおなじカテゴリー……石毛 弓
『自分に気づく心理学』から『モダニティと自己アイデンティティ』へ……「自分探しをする自分」を変えた、先輩からの文献リスト……石田光規
『神話の力』からスティーヴン・キングの著作群へ……この一冊でもう十分だと思っていたら……冲方 丁
『星の王子さま』から『般若心経講義』へ……「読んでみようかな」そう言った父の葬儀の席で……浦野光人
『働く大人の教養課程』から『コミュニケイションのレッスン』へ……学生と一緒に仕事をしたから、その本が目に入った
『共産党宣言』から『ドラマと方言の新しい関係』へ……文庫をもっと買いたくて……大友 俊
『水木しげるのラバウル戦記』から『ゲゲゲの女房』へ……旅に始まり、ドラマでつながる……岡本 真
『世界史概観』から『人文地理学原理』へ……そして私は世界を見に行くようになった……賀川 浩
『ザ・原発所長』から『全電源喪失の記憶』へ……「読みたい」と心に留めておくと、書き手の情熱に出会える……加藤正文
『ノー・ノー・ボーイ』から『米國日系人百年史』へ……「無名の個人史」を知りたくなって……川井龍介
『さもしい人間』から『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』へ……本を読むときの「楽しいあみだくじ」の作り方……川口昌人
『沢木興道聞き書き』から『漱石の思い出』へ……あらためて買い求めて感じた、初読時以上のさわやかさ……かんべむさし
『日本という国』から『クォン・デ』へ……「めんどくさいこと」を「夢中」に変えるあの方法……金 益見
『メタモルフォシス伝』から八木重吉詩集へ……十代に漫画で見たあの詩が、今も私を支えるなんて……清野由美
『罪と罰』から『新しい人よ眼ざめよ』へ……これでは世間に受け入れられないと、現代作家も読み始めたけれど……久坂部 羊
『瞑鳥記』から『光あるうち光の中を歩め』へ……まるで対をなすようなタイトルに惹かれ……楠 誓英
『全ての装備を知恵に置き換えること』から『ウルトラライトハイキング』へ……芸術が冒険的なのか、冒険が芸術的なのか……楠見 清
『キャプテン翼』から『フットボールネーション』へ……夢だけでは解決しないから……工藤 啓
『鮎川信夫詩集』から『茨木のり子詩集』へ……一度〝素通り〟した本が甦るのは……後藤正治
『中国朝鮮族を生きる』から『立ったまま埋めてくれ』へ……かつて読んだ本が、今を考えるヒントになる……最相葉月
『シカゴ育ち』から『アフター・アメリカ』へ……アマゾンの「おすすめ」で知ったのだけれど、それはもう、私のテーマになっていた……坂口 緑
『旅をする木』から『アルケミスト』へ……その生き方への憧れが、あの小説に出会わせたのだろう……佐野淳也
『どくとるマンボウ青春記』から『我が名はアラム』へ……その二行が格好いいと思った……柴田元幸
『アンネの日記』から『第八森の子どもたち』へ……匿うという導火線にふれて……清水眞砂子
『エドナ・ウェブスターへの贈り物』から『デュシャンとの対話』へ……チェスが想い起こされて……柘植伊佐夫
『バンド臨終図巻』から『words for a book』へ……興味を持ったバンドについて調べてみよう……永井純一
『不思議の国のアリス』から『大博物学時代』へ……古典に迷った私に「補助線」をくれた、古書店の棚の一冊……中島俊郎
『被差別部落のわが半生』から『はじめての部落問題』へ……一冊だけの知識では気づかないことがある……永松伸吾
『サガとエッダの世界』から『人間について』へ……知らない世界を知ろうとすること……西脇エミ
『生命を捉えなおす』から『波紋と螺旋とフィボナッチ』へ……一ページだけ書かれていた「夢」が自分の進路と重なって……念波
『ジョゼフ・フーシェ』から『マゼラン』へ……「読書の連鎖過程」を作る……野口悠紀雄
『カシアス・クレイ』から『マルカムX自伝』へ……一点突破・全面展開……野村 進
『上海バンスキング』から『馬車は走る』へ……物語には裏側が必要なのだ。気づいたオレはエラかった……菱田信也
『坊っちゃん』から『街道をゆく』へ……「気をつけなさい」と注意されたから、ますます興味を持った……日髙真吾
『猿丸幻視行』から『隠された十字架』へ……ミステリーの向こうに待っていた、恐ろしくて夢中になる日本史……福田和代
『後宮小説』から『イラハイ』へ……本を勧められるのは面倒だ……古田 靖
『腹立半分日記』から『摘録断腸亭日乗』へ……人の日記が面白いのは……堀 晃
『わが息子よ、君はどう生きるか』から『最初の質問』へ……父から贈られた答え、父になっての問い……本城愼之介
『自由からの逃走』から『蜜蜂の生活』へ……連続して読むと見えてくる「自由は、幸せなのか?」……真山 仁
『ルパンの告白』から『強盗紳士』へ……何年もかけて短編集を繰り返し読む……藻谷浩介
『モードの迷宮』から『着倒れ方丈記』へ……腑に落ちたのは一八年後。「サボり学生」がひっかかった謎の一節……百々 徹
『女工哀史』から『わたしの「女工哀史」』へ……ブラック企業の源流を戦前の暗黒工場に探る……森岡孝二
『津浪と村』から『ヴェネツィアと水』へ……怒りと苛立ちの中、一枚の風景画が手がかりをくれた……山内宏泰
『聖書』から『ブッダのことば』へ……小説に引用されている言葉から「往復運動」がはじまった……山折哲雄
『本格小説』から『嵐が丘』へ……似た物語を読み、作者の狂気を知る……山崎ナオコーラ
『万延元年のフットボール』から『オバケのQ太郎』へ……出会い損ねたオバケを思い出させた、登場人物の変な名前……山本昭宏
『中国の赤い星』から『マオ 誰も知らなかった毛沢東』へ……正しい「次の本」に出会うことの大切さ……山本博文
『アミ 小さな宇宙人』から『美しい星』へ……一冊目で謎は解けていたから、実家にあった小説に出会えた……マイカ・ルブテ
『書斎探訪』から『書斎の宇宙』へ……スタートは「資料探し」。そこから熱が冷めなくなって……和合亮一
「次の本」に出合うきっかけ別インデックス
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