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朝鮮戦争

ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点

著:内藤 陽介

紙版

内容紹介

「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る! 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

《目次》
第1章 解放以前の朝鮮―一九四五年まで
第2章 米ソによる南北分割占領―一九四五〜四八年
第3章 南北両政府の成立―一九四八〜五〇年
第4章 〝六二五〟の三年間―一九五〇〜五三年
第5章 国連軍に参加した国々

著者略歴

著:内藤 陽介
1967 年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文藝家協会会員。フジインターナショナルミント株式会社顧問。切手などの郵便資料から、国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、活発な研究・著作活動を続けている。
[主な著書]
『解説・戦後記念切手』(日本郵趣出版、全7 巻+別冊1)、<切手紀行>シリーズ(彩流社、現在第6 巻まで刊行。最新作⑥『蘭印戦跡紀行』)、『北朝鮮事典』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社新書)、『切手と戦争』(新潮新書)、『反米の世界史』(講談社現代新書)、『皇室切手』(平凡社)、『これが戦争だ!』(ちくま新書)、『満洲切手』(角川選書)、『香港歴史漫郵記』( 大修館書店)、『韓国現代史』(福村出版)、『大統領になりそこなった男たち』(中公新書ラクレ)、『切手が伝える仏像』(彩流社)、『事情のある国の切手ほど面白い』(メディアファクトリー新書)、『切手百撰 昭和戦後』(平凡社)、『年賀状の戦後史』(角川one テマ21)、『マリ近現代史』(彩流社)、韓国語書籍『우표로 그려낸 한국현대사』(ハヌル出版)、…

ISBN:9784908073021
出版社:えにし書房
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2014年08月
発売日:2014年08月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPK