出版書誌データベース

スポーツコーチングとは、スポーツの現場においてプレーヤーを支援することを言う。 コーチは指示や命令を基本的にせず、プレーヤーを主体として目的を達成させる。 コーチは「人生に必要なこと」をプレーヤーに学ばせることが出来る。本書では、コーチはいかに、プレーヤーと良い関係をつくり、やる気を出させるか、実力を発揮させるためにどのような手法が最適なのかを紹介する。また、本書では、スポーツ心理学を上手く活用して、コーチとプレーヤーの目標設定やコミュニケーション術、モチベーションの上げ方、実力のための環境づくりなど、実践的な内容をわかりやすく解説する。

はじめに
第1章 コーチングとは
第2章 プレーヤー・保護者とコーチの関係
第3章 プレーヤーのモチベーションの高め方
第4章 プレーヤーによる目標設定
第5章 コーチング法
第6章 年代別プレーヤーのコーチング
第7章 多様なプレーヤーや場所のコーチング
第8章 チームワークの作り方
第9章 チームの役割分担
第10章 チームの規律と方針
第11章 チームマネジメント
第12章 チームプレーヤー獲得
第13章 各年代におけるキャリアサポート
第14章　経験から得たコーチング
あとがき

著：松山　博明
追手門学院大学社会学部社会学科　教授、スポーツ科学博士(スポーツ心理学)、日本スポーツメンタルトレーニング指導士/S級ライセンス/Jリーグマッチコミッショナー。
主な研究分野は、スポーツ心理学、コーチング学。 主要業績として、 『海外派遣指導者の異文化体験とレジリエンス－アジア貢献事業による初めて赴任したサッカー指導者の語りから－』（スポーツ産業学研究 25(2)）、『新・スポーツ心理学』（共著、嵯峨野書院）、『スポーツ戦略論』（共著、大修館書店）、『現場で活用できるスポーツ心理学』（晃洋書房）などがある。