出版社を探す

新・化学テロ現場 病院前活動の考え方と実際

改訂第2版

著:阿南英明

紙版

内容紹介

●「化学テロにおける神経剤解毒剤自動注射器の使用に関する研修テキスト」を1冊に集約。
●厚生労働行政推進調査事業研究成果「化学テロ等発生時の多数傷病者対応(病院前)活動に関する提言~被害者の救命率の向上と対応者の安全確保の両立を目指して~収載。
●「多数の救命」の観点から、効率的で現実的な救護・医療活動の在り方を具体的に示している。
●新たな化学テロの現場対応に関する検討に最適。
●「健康危機管理」に携わる人材育成のサブテキストに!

目次

第1部
新・化学テロ現場 病院前活動の考え方と実際

●化学テロ現場において期待される現場活動の流れ
●化学テロ等発生時の多数傷病者対応(病院前)活動に関する提言の目的


1.化学剤の分類
2.物質の化学特性
3.拡散の方法
4.特殊な状況
5.吸収について
6.テロとして使用される化学剤の特性
Ⅱ.事案の想起
Ⅲ.避難・救助
1.拡声器等を用いて避難を指示する
2.救 助
3.迅速に優先度判断
Ⅳ.多様な要救助者対応
1.要配慮者への支援
2.資機材準備を待って救助、除染活動開始を遅らせない
3.自力移動できない被災者をグループ化して対応する
4.救助時の搬送訓練等を日常的に実施する
Ⅴ.コミュニケーション(被災者への情報提供・除染方法の伝達・行動誘導)
Ⅵ.除 染
1.除染とは
2.除染に関するパラダイムシフト
〈 各 論 〉
1.脱衣(Disrobing)
2.即時除染(Improvised decontamination)
3.放水除染(Gross decontamination)
4.専門除染(Technical decontamination)
Ⅶ.防護と検知
1.個人防護具(PPE)について
2.PPEのレベルについて
3.検知について
Ⅷ.ゾーニング

Ⅸ.現場医療
1.現場で求められる救護技能
2.曝露後早期の解毒剤投与の必要性
3.化学テロにおける本邦医療チームの現状
4.医療の早期介入に関する課題と対応策
Ⅹ.警察捜査との連携の重要性
1.消防当局・医療機関との連携
2.公衆衛生・医療当局との連携



第2部
化学テロにおける神経剤解毒剤自動注射器の使用に関する研修テキスト
●はじめに
Ⅰ.講義編
1.化学災害・テロ総論
2.神経剤等の化学物質について
3.神経剤等の化学物質への曝露に対する医療
4.自動注射器の使用判断モデル
◆「神経剤解毒剤自動注射器の使用判断モデル」フロー
1・化学災害・テロの蓋然性
 2・症状
 3・化学剤検知器  
4・専門家の助言
 5・対象者
Ⅱ.実習編
1.神経剤解毒剤自動注射器の使用判断実習
・ケース1
1・化学災害・テロの蓋然性
2・症状
3・化学剤検知器
・ケース2
1・化学災害・テロの蓋然性
2・症状
3・化学剤検知器
・ケース3
1・化学災害・テロの蓋然性
2・症状
3・化学剤検知器
・ケース4
1・化学災害・テロの蓋然性
2・症状
3・化学剤検知器
2.自動注射器使用実習
1 使用方法
●自分自身に打つ場合
●練習用キットの針の戻し方
●アトロピン+プラリドキシム製剤の使用方法
2 実習
3 評価

著者略歴

著:阿南英明
神奈川県理事(医療危機対策担当)・医療危機対策統括官
藤沢市民病院 副院長

付属物

化学テロにおける神経剤解毒剤自動注射器の使用に関する研修テキスト

ISBN:9784907095765
出版社:ぱーそん書房
判型:A4
ページ数:73ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN