養生訓問答
ほんとうの「すこやかさ」とは
著:中岡 成文
紙版
内容紹介
貝原益軒『養生訓』を多角的に読む。東方の知恵にきく、「すこやか」に生き、そして死ぬための技術とは。食、性、病、介護問題から医療制度まで、人と事例に即した、柔らかな配慮に基づく「精(くわ)しい」ケアのあり方を探す。自分と向き合い、人と向き合うために、何をしてはならないかを確かめる仮想の「養生問答」、そのテーマは……
・ 何のための節制と我慢なのか。
・ 養生のはてにある、大いなる「楽」とはいったい何か。
・ 元気の「気」とはどんなものなのか。
・ 習慣というスタイルをつくる、「小文字」のケアとは。
・ 薬と、いかに付き合うべきか。
・ 「中医」(中程度の医者)がよいというのはほんとうか。
・ 健康は、国家が管理すべきものなのか。
・ 洋の東西で、健康観・死生観・宇宙観はどう違うのか。
目次
目 次
プロローグ バトル・イン・養生カフェ
春生の巻
番外篇 死の訪い その一 贈り物としての人生
夏長の巻
番外篇 死の訪い その二 養生の向こう側
秋涼の巻
番外篇 死の訪い その三 死との低声の対話
冬蔵の巻
エピローグ 楽しみと「すこやかさ」と