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詳解公用文の書き方 改訂版 (分かりやすく正確な公用文を書くために) 完結

改訂版

著:瀬口 至

紙版

内容紹介

▶70年ぶりに公用文作成の基準が見直され、今の社会状況を考慮した新たな指針が示され ました。▶本書は、その内容を盛り込んだ改訂新版!

①表記の原則や基準をマスターし、②豊富な例文で応用力を養い、③常用漢字表(本表・付 表全文掲載)等の充実した巻末資料で検証する~担当の皆さんが自信をもって文書作成が できる内容・構成にしました。また、実務にすぐに役立つよう、索引機能を持つ「事項目次」 を設けました。

目次

◆目次

序章 公用文の書き方――基本中の基本は何だろうか

1 文字や言葉の用い方への配慮

2 簡潔な表現の工夫

3 論理的な構成の仕方

4 適法かつ適切な内容

5 決められた書式の遵守

第1章 公用文の表記の基準――国と地方公共団体の基準

1 公用文には独自の表記の基準がある

2 「国が定めた表記の基準」の性格

3 表記の基準の必要性

第2章 文体――その使い分けと注意点

1 常体と敬体

2 口語体と文語体

3 その他注意すべき文体・表現

第3章 文法遵守の論理的な構文(文の組立て)

1 主語と述語は一致しているか

2 必要な主語を落としていないか

3 その他の文法上の問題点

第4章 語句の接続――接続詞のルール

1 確定的接続の基本原則

2 2段階以上の階層を成す確定的接続

3 非確定的接続の原則

4 接続詞の「たすきがけの用法」

第5章 漢字使用の原則

1 漢字使用の原則――「常用漢字表による」とは

2 品詞によって「漢字で書くもの」・「仮名で書くもの」の原則

3 固有名詞・専門用語・特殊用語は例外である

4 書換え・言い換えの工夫

5 政策的な書換え

6 同じ常用漢字の「附」と「付」の使い分け

7 意味によって使い分ける「同じ音訓の常用漢字」

第6章 送り仮名の原則

1 送り仮名の原則――「送り仮名の付け方」(内閣告示)による

2 「単独の語」の送り仮名の付け方

3 「複合の語」の送り仮名の付け方

4 送り仮名の有無で意味が異なってくる語がある

5 その他送り仮名に注意すべき用語

第7章 仮名遣いの原則

1 仮名遣いの原則――「現代仮名遣い」(内閣告示)による

2 片仮名の用い方――「外来語の表記」(内閣告示)による

第8章 数字の表記

1 左横書きの公用文ではアラビア数字を用いる

2 小数・分数の書き方

3 日付・時刻・期間の書き方

4 左横書きの公用文でも漢数字を用いる場合がある

第9章 句読点の付け方の原則

1 句点の付け方の原則

2 読点の付け方の原則

第10章 その他注意すべき事項

1 繰り返し符号その他の符号の用い方

2 敬語の用い方

3 敬称の用い方

資 料 編

1 公用文作成の考え方(令和4年1月7日文化審議会建議)

2 公用文における漢字使用等について

3 法令における漢字使用等について

4 常用漢字表

・本表(原文どおり)/・付表(原文どおり)

著者略歴

著:瀬口 至
昭和16年宮崎県えびの市生まれ。昭和40年九州大学(文)を卒業と同時に(株) 帝国地方行政学会(現「ぎょうせい」)に入社、編集部に所属。各種法令集、地方公共団 体の例規集の編集に従事。編集部課長、北関東支社長、常務取締役編集部長を歴任。平 成15年から10年間、市町村アカデミーの客員講師、客員教授を委嘱される。
 
(株)ぎょうせい在職中に「図説法制執務入門(初版)」を共著、「図説文書事務入門(初 版)」を編著。その間、全国の地方公共団体、大学、会社等から「法制執務」及び「文書 事務」の講義を委託され、長年にわたって研修講師を務める。  
平成29年9月「文書事務研修の手引」、平成31年4月「最新公用文用字用語ハンド ブック」、令和2年4月「詳解公用文の書き方」を出版する。(いずれも夢の友出版)

ISBN:9784906767076
出版社:夢の友出版
判型:A5
ページ数:390ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ