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世界の夜

非時間性をめぐる哲学的断章

著:布施 哲

紙版

内容紹介

非時間性=「革命」の水脈

シュンペーター、シュトラウス、ラクラウ――
「イノベーション」や「アントレプレナー」、
新保守主義と政治哲学、
そしてラディカル・デモクラシーで知られる
一見相容れない3人の思想を
根源的に捉えぬいた果てに立ち現れる未知の相貌。

目次

はじめに

第0章 台詞がなかったペルセースのために

●第1部 シュンペーター
第Ⅰ章 シュンペーターの終末論
第Ⅱ章 資本化と政治的威信
第Ⅲ章 新結合をめぐって――イノベーションとその主体に関するいくつかの考察

●間奏 ラクラウ
第Ⅳ章 回帰する人民――ポピュリズムと民主主義の狭間で

●第2部 シュトラウス
第Ⅴ章 末人たちの共和主義――レオ・シュトラウスと“政治哲学”
第Ⅵ章 闘う聖人

著者略歴

著:布施 哲
布施哲(ふせ・さとし)
名古屋大学大学院人文学研究科准教授。
1964年生まれ。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業、エセックス大学で博士号取得(政治哲学)。
主な著書に『希望の政治学――テロルか偽善か』(角川学芸出版)、『フーコー研究』(共著、岩波書店)、『現代思想と政治――資本主義・精神分析・哲学』(共著、平凡社)など。

ISBN:9784906738236
出版社:航思社
判型:4-6
ページ数:280ページ
価格:2600円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D