革命のアルケオロジー 4
戦略とスタイル
増補改訂新版
著:津村 喬
解説:高祖 岩三郎
紙版
内容紹介
日常=政治=闘争へ!
「1968 年最大のイデオローグ」といわれる著者の代表作を増補改訂のうえ復刊!
反資本主義、反差別、日中・日韓、核/原子力、フェミニズム、生政治、装置的権力、戦争状態、身体所作の戦術、都市的権力/民衆闘争……
〈いま〉のすべてを規定する日本の「68年」、
その思想的到達点が40年の歳月を超え、ふたたび政治の季節に原点として甦る――
「瞬間の前衛」たちの横断結合によって「根底的な世界変革」を行うために。
ぜひとも現在の社会運動(国会前など)の言説と比較検討していただきたい。
「68 年」=学内闘争という解釈は偏見と誤謬であることが本書によって証明される。
目次
新版まえがき
第Ⅰ章 近代性とスタイル
第Ⅱ章 差別の構造
第Ⅲ章 言語とテロル
第Ⅳ章 戦争の言説と言説の戦争
第Ⅴ章 一九三〇年代――極東における帝国主義
第Ⅵ章 毛沢東思想をめぐって
第Ⅶ章 核抑止=帝国主義とモードの概念
第Ⅷ章 革命の考古学あるいは共同体論
第Ⅸ章 革命のジャーナリズムあるいは方法としての第三世界
第Ⅹ章 戦略的理性のために
新版補遺 風俗と文化の革命――日本民俗学批判の実践的諸前提
解説 「遥か彼方からの通信」をいま読むために(高祖岩三郎)