第一章 戦後史の検証を決意した理由
学園紛争と川口君虐殺事件
「戦後」への疑問
教室に響き渡った早稲田大学校歌
占領史研究の予備調査
アメリカ留学の出発にあたって
第二章 占領文書二四〇万ページ研究に臨んだ米国留学
WGIPの原文書の発見と占領史研究の歩み
WGIP策定に至る経緯―対日心理作戦との連続性
ボナー・フェラーズ文書に見る対日基本心理作戦
対日占領教育政策の狙いは「日本人の再教育・再方向づけ」
GHQ内に潜んでいた共産主義者
WGIPの実践モデルとは「軍国主義者」と「国民」の架空の対立
私が臨教審の専門委員に選ばれた理由
教育基本法は、教育勅語を否定していない!
「戦争犯罪」を理解させるために共産主義者を利用したGHQ
WGIPの今日への影響
「友好的日本人」と羽仁五郎
日教組はいかにして誕生したか
見捨てられた「友好的日本人」
私の占領史研究に注目した三名の人物
第三章 臨教審・民間教育臨調が目指した教育基本法改正
香山健一氏との定期的な「戦略会議」と文部省の反発
「和と多様性」をめぐる臨教審議論
『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』の教訓を臨教審に問う
「自由」の意味と「和の精神」を問い直す
「一筆一人を誅し、一筆姦権を誅する」という創造的破壊
教育基本法の立法者意思
「不磨の大典」化した教育基本法
教育改革国民会議の発足と教育基本法改正を目指して
新教育基本法に関する私の提案
教育基本法改正議論を促進した「イギリスの教育改革視察」
教育基本法、遂に改正へ!
●国旗・国歌を指導する教育的意義
第四章 教科書誤報事件と歴史認識問題
「歴史認識問題」とは何か
「歴史戦」はいつから始まったか
慰安婦問題のきっかけは朝日新聞による誤報
中韓による「首相の靖國神社参拝」の外交問題化
朝日新聞との対決―日本の名誉を守るために
教科書事件とは何だったのか―教科書検定制度及び占領史研究の視点から
「内圧」を加えた日本政府・外務省の責任
真の友好とは
文部省とマスコミの責任
●これだけは知っておきたい「南京大虐殺」をめぐる歴史戦
第五章 いじめ・不登校を克服する感性教育
臨教審のいじめ論議
いじめを克服する鍵は「感性」
大津市いじめ自殺事件と曽野綾子氏の問題提起
子供の味方になる「見方」
教育現場を全国行脚
悩める子供たちをどう救うか
講演録:教育再生―ナンバーワンからオンリーワンへ
講演録:私たちの問題として「神戸事件」を問い直す
●平和教育のパラダイム転換と「対話」の意義
第六章 師範塾と親学の提唱―主体変容の教育改革
師範塾と親学推進協会の設立
「研究」はあるが「修養」がない教員「研修」
大阪師範塾二期生・原田隆史先生の感想
親としての教育の必要性
カリスマギャルママと豪田トモ監督との出会い
胎内記憶と誕生記憶に関する調査結果
科学的知見に基づき、体罰の是非を根本的に見直せ
「虐待の連鎖」から「感謝と褒め育ての連鎖」への転換
親になるための脳神経回路の発達
親学提唱の根拠
親子の情を深める親守詩
親学の全国的広がり
なぜ親学推進議員連盟は解散せざるを得なかったのか
埼玉から全国へ広がった発達障害支援・親支援
発達障害の二つの成因
愛着形成とは何か
不運によって開かれたご縁
●「包括的性教育」「グローバル性革命」とは何か
第七章 世界をリードする日本へ
第四期教育振興基本計画に記された教育の目標
SDGsの哲学を充足する神道
SDGsを「常若」と捉え直す宗像国際環境会議
常若産業甲子園―世の中の役に立つ喜びを味わう生き方の提唱
日本社会に根差したウェルビーイングとは何か
親と教師のウェルビーイングを高めるために
選択的夫婦別姓論議に欠落している子供の視点
不易と流行のバランス
新しい教育モデルの創造を
●明星大学髙橋ゼミの思い出
髙橋史朗の歩み
著書等一覧
学会・社会活動
おわりに―吾が人生を振り返って