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皇統を守る道

『昭和天皇実録』に見る「旧宮家」の真実

著:勝岡 寛次

紙版

内容紹介

「臣籍に降下になるとも、皇室との交際はちつともかはらぬ―。」(昭和天皇)
占領下で皇籍離脱を余儀なくされた「旧宮家」の方々。70年経った現在も、現皇族の方々との親密なご交流は続いていた!
「旧宮家」の中には、皇室典範第一条「皇統に属する男系の男子」が含まれている。
『昭和天皇実録』等をもとに、知られざる皇族方の戦後史を明らかにした意欲作。

【皇位継承の危機を如何に乗り越えるか】
126代にわたり、一度の例外もなく男系で継承されてきた我が国の皇室。現在、皇位継承順位は第一位が秋篠宮文仁親王、第二位が悠仁親王であることが確定しているものの、その後を継ぐべき男系男子が不在となっています。
こうした中、占領下でGHQの圧力により皇籍離脱を余儀なくされた旧皇族(旧宮家)の方々の子孫に、皇籍に復帰していただこうという意見も、日増しに強くなっています。
我が国の皇位継承が危機に晒されている歴史的背景、そして、皇籍離脱後も続いてきた旧皇族の方々と現皇族の方々のご交流を、『昭和天皇実録』等に依拠して明らかにしています。

目次

序章 皇位継承の危機の本質と「女性宮家」について
・「皇位」は男系で継承されてきた
・「宮家」は何のためにあるのか
・菅政権の提示した、注目すべき「聴取項目」

第一章 もっと知りたい、「旧宮家」「旧皇族」のこと
・「直宮家」と「十一宮家」の違いについて
・直系を何本かの傍系で支えたからこそ、「万世一系」が可能になった
・皇籍離脱した十一宮家には、明治天皇や昭和天皇の内親王も含まれていた!

第二章 旧皇族が皇籍離脱を余儀なくされた理由
・占領軍は、なぜ旧皇族を否定したのか?
・占領軍は如何にして、十一宮家を皇籍離脱に至らしめたのか?
・昭和天皇は、十一宮家の消滅にどう対処されたか

第三章 菊栄親睦会ー皇族と旧皇族はこんなに親しく接してきた
・菊栄親睦会について
・拝賀、祭典、拝謁
・御陪食・賜茶
・園遊会
・菊栄親睦会大会

終章 安定的な皇位継承の実現のために、国民は今何をなすべきか

旧皇族の方々の覚悟と、国民の責務

著者略歴

著:勝岡 寛次
昭和32年生まれ。広島県出身。早稲田大学第一文学部卒、同大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター勤務、歴史認識問題研究会事務局長。
著書に『抹殺された大東亜戦争』『明治の御代』『昭和天皇の祈りと大東亜戦争』『「慰安婦」政府資料が証明する〈河野談話〉の虚構』『天皇と国民の絆』(以上、明成社)、監修本に『日本近代史の真実―50 の質問に答える』(展転社)、ほか多数。

ISBN:9784905410645
出版社:明成社
判型:A5
ページ数:56ページ
定価:600円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY