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ゆるゆる人生のみつけかた

金子光晴の名言から

著:鈴村 和成
著:野村 喜和夫

紙版

内容紹介

超脱力・超中国・超戦争・超貧乏・超老人を学ぶ
金子光晴~第二次大戦以前から1970年代まで、波瀾の人生を生きた大詩人。スキャンダラスな夫人との関係、中国・東南アジア、ヨーロッパへ足掛け5年に及ぶ極貧の放浪旅行、戦争に対する絶妙な態度、晩年「エロ爺さん」ともてはやされ老人になってからの活躍――。
現在の日本が直面する危機には、金子光晴のゆるい生き方が有効である。
★(金子光晴の)人生がおもしろいのだから、その人生を語る物語がおもしろくないはずがない。いや、人生を語る物語が人生よりおもしろくなってしまった。/さらに愉快なのは、そんな艱難辛苦を体験した詩人であるのに、その生涯を見わたしてみると、すこしも苦労した様子がみられないことである。/悠々と、飄々と、ゆるゆると、人生をわたっている。/そんな人――金子光晴の足跡をたどる旅行を、詩人の野村喜和夫と私(鈴村和成)は、何度かこころみている。……本文より

目次

Ⅰ名古屋・津島で学ぶ超・脱力  
Ⅱ 神戸・長崎で学ぶ超中国 
Ⅲ 東京で学ぶ超貧乏の極意 
Ⅳ 新宿、富士山麓で学ぶ超戦争 
Ⅴ 吉祥寺で学ぶ超老人の作法

著者略歴

著:鈴村 和成
評論家、詩人。ランボー、村上春樹論等で活躍。2009年『ランボーとアフリカの8枚の写真』など一連の紀行により藤村記念歴程賞受賞、著書多数。写真批評、撮影も手がけ、本書の写真も担当。
著:野村 喜和夫
評論家、詩人。2012年『萩原朔太郎』『移動と律動と眩暈と』で鮎川信夫賞受賞、著書多数。

ISBN:9784905369783
出版社:言視舎
判型:4-6
ページ数:222ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2014年01月
発売日:2014年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ