出版社を探す

マリリン・モンローはなぜ神話となったのか

マッカーシズムと1950年代アメリカ映画

著:福井 次郎

紙版

内容紹介

演技派とはいえず、出演作品にも恵まれたとはいえないマリリン・モンローが、どうして大女優たりえているのか? マッカーシズム(赤狩り)が吹き荒れ、モンローが活躍した50年代という時代とハリウッド映画の関係をさぐる。たとえば、マッカーシズムは、ハリウッド攻撃から始まった反ユダヤ主義運動の一形態だった……。
50年代のハリウッド映画、約600本を紹介。便利な作品索引付き。

目次

▼1 マッカーシズムの始まり 
▼2 マッカーシズムの展開 
▼3 ハリウッドの解体と独立プロの勃興 
▼4 体制内映画人の憂鬱 
▼5 ランナウェイ方式と大画面 
▼6 スペクタクル史劇の意味 
▼7 マッカーシズムの終焉 
▼8 五〇年代エンターテインメント 
▼最終章 ブラックリストからの復権、そしてモンローの死 ほか 

著者略歴

著:福井 次郎
1955年生まれ、早稲田大学卒。映画および歴史研究者。青森県在住。
著書に『映画産業とユダヤ資本』(早稲田出版)『「戦争映画」が教えてくれる現代史の読み方』『カサブランカはなぜ名画なのか』(彩流社)『青森の逆襲』(言視舎)等がある。

ISBN:9784905369370
出版社:言視舎
判型:4-6
ページ数:372ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2012年06月
発売日:2012年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF