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過剰論 経済学批判

著:高橋 洋児

紙版

内容紹介

経済諸理論を縦横無尽に活用する。
世間にはびこる経済危機の説明は間違っている!
世界金融危機と世界同時不況の根本原因は、金融の暴走などではない。資本制システムが必然的にかかえる生産力過剰が根源的な問題なのである。
古今の経済理論について基本的な概念(ex.「資本主義」)を再定義し、問題の分析⇒打開策の検討・提起に活用。市場や金融の偏重、景気変動説やデフレ論の誤り等を丁寧に指摘。戦争論、教育論、人間論も。

目次

1 世界金融危機と世界同時不況の根本原因……新しい金融テクニック、政策上の書決定、人間心理のファクターほか
2 生産力過剰……資本制システムは強すぎる、新興国の資本主義化、過剰処理メカニズムほか
3 経済の、これから……生産力過剰の克服策ほか

著者略歴

著:高橋 洋児
1943年生まれ。現代社会の経済理論を探求し続けている。東大大学院博士課程修了、経済学博士。静岡大学名誉教授。
著書に『マルクスを「活用」する』(彩流社)のほか『市場システムを超えて』(中公新書)など。

ISBN:9784905369219
出版社:言視舎
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2012年01月
発売日:2012年01月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA