出版社を探す

なるほどマル経

時の流れを読む経済学

著:鳥居 伸好

紙版

内容紹介

マルクス経済学(マル経)のA to Z  基礎概念と理論の核心部分を70項目の設問形式で説き・解き明かす。

目次

<Ⅰ>マルクス経済学の諸特徴について
【1】マル経の特徴は、何ですか。
【2】マル経は、なぜ「歴史科学としての経済学」といえるのですか。
【3】弁証法的方法と経済学とは、どのように関係するのですか。
【4】資本主義の基本的矛盾とは、どのようなものですか。
【5】マル経は、なぜ社会主義や共産主義とつながりがあるのですか。
<Ⅱ>商品について
【6】マル経は、なぜ商品から考察をはじめるのですか。
【7】商品とは、どのようなものですか。
【8】労働の二重性とは、どのようなものですか。
【9】商品の価値と労働との関係は、どのようになっていますか。
【10】商品の価値と価格との関係は、どのようになっていますか。
【11】商品の物神性または商品の「力」とは、どのようなものですか。
【12】商品の物神性や「力」の影響を、どのように考えればよいのですか。
<Ⅲ>貨幣について
【13】貨幣とは、どのようなものですか。
【14】貨幣による価値尺度の役割とは、どのようなものですか。
【15】貨幣の流通手段機能とは、どのようなものですか。
【16】蓄蔵貨幣は、どのような役割を担うのですか。
【17】支払手段機能とは、どのようなものですか。
【18】流通必要貨幣量は、どのようにして決まるのですか。
【19】国家紙幣と銀行券とは、どこがどのように違うのですか。
【20】インフレーションの基本的な仕組みとは、どのようなものですか。
【21】デフレの何が問題なのですか。
【22】世界貨幣とは、どのようなものですか。
<Ⅳ>資本の価値増殖の仕組みについて
【23】資本とは、どのようなものですか。
【24】労働力が商品となることの意味は、何ですか。
【25】資本の運動と労働力商品の使用価値との関係は、どのようになっていますか。
【26】資本の価値増殖の仕組みは、どのようになっているのですか。
【27】剰余価値とは、どのようなものですか。
【28】労働力商品の価値を生み出す労働は、どのようなものですか。
【29】労働時間の延長と剰余価値生産との関係は、どのようになっていますか。
【30】労働の「搾取」は、どのようになっているのですか。
【31】標準労働日の要求は、今でも必要なのですか。
【32】機械化と剰余価値生産との関係は、どのようになっていますか。
【33】剰余価値率とは、どのようなものですか。
<Ⅴ>労働力の価値と賃金について
【34】労働力商品の価値と賃金との関係は、どのようになっていますか。
【35】労働力の価値は、なぜ賃金形態をとるのですか。
【36】「労働」の価格という捉え方には、どのような問題があるのですか。
【37】「労働の対価」としての賃金には、どのような問題があるのですか。
【38】時間賃金と出来高賃金は、どのようなものですか。
【39】公正な労働にたいする公正な賃金要求は、いかにあるべきですか。
【40】労働力商品の価値算定は、どのように行えばよいのですか。
<Ⅵ>資本蓄積および再生産について
【41】資本の有機的構成とは、どのようなものですか。
【42】資本蓄積とは、どのようなものですか。
【43】資本蓄積と資本の有機的構成とは、どのように結びつくのですか。
【44】相対的過剰人口とは、どのようなものですか。
【45】資本蓄積の一般的法則とは、どのようなものですか。
【46】資本の再生産の考察によって、どのようなことがわかるのですか。
【47】単純再生産とは、どのようなものですか。
【48】拡大再生産とは、どのようなものですか。
【49】再生産表式から、何がわかるのですか。
<Ⅶ>利潤および利潤率について
【50】剰余価値と利潤との関係は、どのようになっていますか。
【51】利潤率は、どのようにして決まるのですか。
【52】諸資本の部門間競争とは、どのようなものですか。
【53】諸資本の部門内競争とは、どのようなものですか
【54】部門間競争と部門内競争との関係は、どのようになっていますか。
【55】一般的利潤率の傾向的低下の法則とは、どのようなものですか。
【56】なぜ「傾向的」低下の法則なのですか。
【57】利潤率の傾向的低下の法則から、どのようなことがわるのですか。
<Ⅷ>商業資本、利子生み貨幣資本について
【58】商業資本の役割は、何ですか。
【59】商業利潤は、どのようにして生み出されるのですか。
【60】利子生み貨幣資本とは、どのようなものですか。
【61】機能資本と利子生み貨幣資本とは、どのような関係なのですか。
【62】実体経済と架空・信用経済との関係は、どのようになっていますか。
<Ⅸ>現代資本主義における諸問題について
【63】現代資本主義は、どのように捉えられるのですか。
【64】経済の金融化とは、どのようなものですか。
【65】経済格差は、どのように捉えられるのですか。
【66】世界金融危機は、どのように捉えられるのですか。
【67】地域経済の活性化のために、何が必要ですか。
【68】「働き方改革」は、どのように捉えられるのですか。
【69】AIによって、社会はどのように変わるのですか。
<Ⅹ>『資本論』の読み方について
【70】『資本論』は、どのように読めばよいのですか。
項目解説
あとがき

著者略歴

著:鳥居 伸好
1955年、愛知県豊橋市生まれ
1979年、中央大学経済学部卒業
1989年、愛知大学大学院経済学研究科博士後期課程修了 経済学博士
1989年、横浜国立大学教育学部専任講師
1990年、横浜国立大学教育学部・大学院教育学研究科助教授
1998年、中央大学経済学部教授。現在に至る。

主な著書
『現代日本資本主義』(共編著)中央大学出版部、2007年
『グローバリゼーションと日本資本主義』(共編著)中央大学出版部、2012年
『現代資本主義と労働価値論』(共著)中央大学出版部、2000年
『《学説史》から始める経済学』(共著)八朔社、2009年
『グローバル資本主義の構造分析』(共著)中央大学出版部、2010年

ISBN:9784905261452
出版社:桜井書店
判型:A5
ページ数:132ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA