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肩関節拘縮の評価と運動療法 改訂版

著:赤羽根良和

紙版

内容紹介

▶肩関節治療の決定版が10年ぶりにリニューアル
もっと軽く!もっと自由に!
肩関節をさらに解き放て!
▶イラストと写真を刷新。さらにわかりやすく!
▶著者の実技映像を59本追加!
本書は、10年前に出版された『肩関節拘縮の評価と運動療法』の改訂版です。
シリーズ5万部を越えている『拘縮』シリーズでも特に人気の本書に新たに実技映像を追加し、読者がより効果的に学ぶことができるようになっています。改訂版では、イラストや図が一新され、より解説がイメージしやすくなっています。
また、肩関節拘縮の評価方法から、運動療法の実施方法までを詳しく解説し、運動療法に興味がある理学療法士やスポーツトレーナー、医師、学生などに向けた内容となっています。
QRコードを読み取ることで、本書で紹介された運動療法を実際に実践している著者の解説映像を59本視聴することができます。本書を読むことで、肩関節拘縮の適切な評価と効果的な運動療法の実際を学ぶことができます。前作を読んだ読者はもちろん、新たに知見をブラッシュアップしたい方にもオススメの書籍となっています。

目次

第 1 章 肩関節の基礎知識
1.肩関節複合体
2.肩関節における運動と肩関節特有の肢位
3.肩甲上腕関節における安定化機構
4.第2肩関節における機能
5.肩関節挙上運動における関節窩内上腕骨頭の偏位
6.肩甲胸郭関節の機能
第 2 章 肩関節拘縮の基本評価
1.問診
2.視診
3.触診
第 3 章 肩関節拘縮に対する基本的な考え方
1.関節拘縮と疼痛との関係
2.関節拘縮と筋力低下との関係
3.安定した関節運動とは
第 4 章 筋攣縮と筋短縮との相違
1.筋攣縮の生理的機序
2.筋短縮の生理的機序
3.「筋攣縮・筋短縮」の評価
4.「筋攣縮・筋短縮」の運動療法
第 5 章 筋が原因となる拘縮
1.拘縮を捉える際の筋評価の基礎知識
2.肩関節構成筋の機能解剖学と評価方法
3.筋が原因となる拘縮に対する運動療法の実際
第 6 章 肩関節上方支持組織の癒着が原因となる拘縮
1.肩関節上方支持組織の癒着と臨床所見との関連
2.肩関節上方支持組織の癒着に対する評価方法
3.運動療法の実際
第 7 章 関節包靭帯が原因となる拘縮
1.関節包靭帯の機能解剖学と臨床所見との関連
2.関節包靭帯の拘縮の評価方法
3.運動療法の実際
第 8 章 肩甲帯機能不全と肩関節可動域(拘縮)との関連
1.肩甲帯周囲筋の機能解剖と圧痛のとり方
2.肩甲胸郭関節の機能低下
3.肩甲帯周囲における拘縮評価
4.運動療法の実際

著者略歴

著:赤羽根良和
赤羽根 良和(あかばね よしかず)
理学療法士
さとう整形外科

1997年群馬大学医療技術短期学部理学療法学科、2002年群馬大学医学部保健学科理学療法専攻卒業。11年の臨床経験を経て、2010年1999年に平成医療専門学院を卒業後、理学療法士免許を取得、吉田整形外科に入職する。2009年よりさとう整形外科で勤務し、整形外科リハビリテーション学会の理事も務める。
整形外科町域での治療を専門とし、本書の監修であり恩師である林典雄から拘縮理論を学んだことで理学療法士としての頭角を現す。拘縮理論を広く一般化すべき、自ら「ICA理論」を考案。臨床現場では圧倒的な治療成績を出しながら積極的に講演活動を行い、赤羽根良和から指導を受けたいというセラピストが後を絶たない。
理学療法ジャーナルや理学療法学への論文多数。著書として、「肩関節拘縮の評価と運動療法 臨床編」「機能解剖学的にみた膝関節疾患に対する理学療法」「五十肩の評価と運動療法」「足部・足関節痛のリハビリテーション」「骨粗鬆症を原因とした脊椎圧迫骨折の病態理解と運動療法」などがある。

ISBN:9784904862599
出版社:運動と医学の出版社
判型:B5変
ページ数:246ページ
定価:6500円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MNC