著:ヘレン・N・メンドーサ
1925年サンボアンガ市生まれ。
税関に務める父親の転勤で1941年4月にイロイロ市に転居し、イロイロ国立高校に編入。
同年12月に太平洋戦争が勃発して間もなく学校が閉鎖される。
終戦後にマニラ市のファー・イースタン大学の高校課程に編入、卒業し、そのまま大学課程に進学する。
同大学を卒業後はアメリカに留学して英米文学を学ぶ。
1952年にスタンフォード大学から修士号、66年にミネソタ大学から博士号を取得した。1953年からフィリピン大学の英文学・比較文学科で教鞭をとり始め、後に学科長を務めた。
大学を退職してからは、環境保護活動家として非政府組織(NGO)にも関与し、環境NGOネットワーク組織「フィリピン気候変動ネットワーク」の議長も務めた。
著書に Childhood Memories of Zamboanga (Quezon City: KEN INC.,2013)などがある。
訳:澤田 公伸
1962年、大阪生まれ。
1989年、大阪外国語大学(現大阪大学)外国語学部フィリピン語専行コースを卒業後、同大学大学院(南アジア・オセアニア地域研究専攻)に進学し、93年に修士号を取得。
この間、1991年から92年まで国費留学生としてフィリピン大学大学院の修士課程に1年間留学。
1996年よりマニラ首都圏マカティ市にある邦字紙「まにら新聞」で記者として働き始める。
2000年からは同新聞の嘱託記者となる一方、タガログ語講座やフリーランスで通訳・翻訳業務にも従事する。
著書に『ことたびフィリピノ語』(白水社、2007年)、
共著に『ゼロから話せるフィリピン語・会話中心』(白水社 2007年)、
共訳書に『物語 マニラの歴史 (ニック ホアキン著、明石書店、200)などがある。
解説:永井 均
1965年、米国カリフォルニア州生まれ。
立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。
現在、広島市立大学広島平和研究所教授。
2016年6月から17年3月までフィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学アテネオ・アジア研究センター(ACAS)で客員教授を務める。専攻は日本近代史。
主な著書に『フィリピンと対日戦犯裁判(岩波新書、2013年)
『フィリピンBC級戦犯裁判』(講談社、2013年、第5回アジア太平洋賞特別賞受賞)
共著に『近現代日本の戦争と平和』現代史料出版、2011年、
『日記に読む近代日本』第5巻(吉川弘文館、2012年)
『フィリピンを知るための64章』(明石書店、2016年)
共編著に『遠山郁三日誌』(山川出版社、2013年)などがある。