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発達障害のある子どもたちの家庭と学校

著:辻井 正次

紙版

内容紹介

援助職や臨床家が変われば,子どもたちは変わっていく

小さなネットワークができれば,いつしか社会を変える原動力につながる。発達障害の当事者団体「アスペ・エルデの会」を組織し,多くの発達 障害のある子どもたちの笑顔を取り戻してきた著者による臨床・教育支援論。発達障害のある子どもたちにとって,最良の教育とは,家庭とは,学校とは,社会とは何か? こころの支援から教育支援,環境調整,生活支援,就労支援にいたるまで,多くの事例をもとに明快に解説しました。

目次

1 発達障害があるということ
2 発達障害が理解されないことで困ること
3 問題行動がなくてもたいへんなことがあること
4 進路選択が目の前になって気づくこと・気づかないこと
5 特別支援学級に在籍すること・通常学級に在籍すること
6 ペアレント・トレーニングを活用する
7 家庭や学校から離れてみてわかること──日間賀島合宿での支援から
8 家庭と学校の現実を変えるためにできること

著者略歴

著:辻井 正次
中京大学現代社会学部教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。臨床心理学のなかでも、主に、幼児、児 童、青年期の方の心理臨床のトレーニングを受ける。1992年より聖徳学園岐阜教育大学専任講師、助教授を経て、2000年より中京大学社会学部助教授、2006年より現職(中京大学現 代社会学部教授)。また、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター客員教授も兼務。
2002年よりNPO法人アスペ・エルデの会のCEO・統括ディレクター。
その他、日本小児精神神経学会理事、日本乳幼児医学心理学会評議員。日本発達障害学会評議員。
主な著書:『特別支援教育で始まる楽しい学校生活の創り方』(単著、河出書房新社)、『楽しい毎日を送るためのスキル:発達障害ある子のス テップアップ・トレーニング』(辻井正次・アスペ・エルデの会編著、日本評論社)ほか多数。

ISBN:9784904536599
出版社:遠見書房
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2013年07月
発売日:2013年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS