湯浅泰雄全集
湯浅泰雄全集 補巻
著:湯浅 泰雄
監:太田 富雄
監:定方 昭夫
紙版
内容紹介
現代世界が直面するモラルの衰退と、人間性の危機を克服すべく、心の深みに分け入り、人生の意味を問う。哲学者 湯浅泰雄の思索の成果を収録。
目次
中国の気功研究の状況18
現代的観点から東洋医学の身体観を考える37
気功学の身体観66
身体──東アジア (『岩波哲学・思想事典』より)
人体科学の歴史と展望
人体科学の将来を考える──科学方法論と無意識の心理学──
現代人のたましいを問うユング心理学
哲学の誕生──男性性と女性性の心理学
序論 人間存在の自己矛盾
第一章 古代における哲学と心理学
第二章 意識の発達史
第三章 哲学誕生
第四章 理性と霊性
第五章 男性性の帝国
第六章 神の女性性
終章 霊性問題のゆくえ
人間精神と魂の危機を乗り越えて──アフガニスタンに思う
「死」を見つめて生きる──「生老病死」を考える
いのちを哲学する──心と身体を結ぶもの
風土と人生──自然と心を結
解説 本書とそれを超えるもの 渡邉学