出版社を探す

「核」と対峙する地域社会

巻町から柏崎刈羽、そして韓国へ

著:渡邊 登

紙版

内容紹介

日韓の反核住民運動の現場の定点観測から、3・11後の原発立地地域住民の生活意識、生活構造、社会構造の変容を追う。

目次

第1部 新潟で「核」と対峙する
    ~原発建設計画を撤回させた旧巻町の人々~
 1.住民投票が問いかけたもの
   ~住民投票運動の経緯と意味~
 2.運動リーダー層の分析
 3.政治過程の変化
 4.地方からみた社会運動論
   ~二つの住民投票への対応の差異~
第2部 韓国で「核」と対峙する
   ~核燃処理場計画を追い詰めた全羅北道扶安郡の人々~
 1.地域社会の変容と葛藤
 2.新しい枠組み
 3.扶安郡の現状と課題
第3部 原発立地地域社会の将来構想
   ~地域社会は3・11をどう受けとめたか~
 1.新潟は3・11をどう受けとめたか
 2.3・11後の地域社会の持続的「発展」可能性
   ~柏崎・刈羽「地域の会」委員らへの聴き取りから~

著者略歴

著:渡邊 登
東京外国語大学外国語学部(フランス語科)卒業後、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て新潟大学人文学部助教授、現在は人文社会教育科学系教授。専門は社会運動研究。
著書に『デモクラシーリフレクション』(共著、リベルタ出版)、『市民社会における政治過程の日韓比較』(共著、慶應義塾大学出版会)ほか。

ISBN:9784903724492
出版社:リベルタ出版
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:THY