「核」と対峙する地域社会
巻町から柏崎刈羽、そして韓国へ
著:渡邊 登
紙版
内容紹介
日韓の反核住民運動の現場の定点観測から、3・11後の原発立地地域住民の生活意識、生活構造、社会構造の変容を追う。
目次
第1部 新潟で「核」と対峙する
~原発建設計画を撤回させた旧巻町の人々~
1.住民投票が問いかけたもの
~住民投票運動の経緯と意味~
2.運動リーダー層の分析
3.政治過程の変化
4.地方からみた社会運動論
~二つの住民投票への対応の差異~
第2部 韓国で「核」と対峙する
~核燃処理場計画を追い詰めた全羅北道扶安郡の人々~
1.地域社会の変容と葛藤
2.新しい枠組み
3.扶安郡の現状と課題
第3部 原発立地地域社会の将来構想
~地域社会は3・11をどう受けとめたか~
1.新潟は3・11をどう受けとめたか
2.3・11後の地域社会の持続的「発展」可能性
~柏崎・刈羽「地域の会」委員らへの聴き取りから~