明治維新史研究の今を問う
新たな歴史像を求めて
編:明治維新史学会
紙版
内容紹介
日本史上最大の変革である明治維新。その原因や過程はどこまで明らかになったのか。そして、これからの明治維新史研究はいかにあるべきなのか。ベテラン研究者による分かりやすい講演と最前線の研究者たちによる発表、そして多くの意見がたたかわされた熱い討論をここに集成。これから明治維新史を勉強しようとする人びとのための道しるべとなるであろうシンポジウムの記録。
目次
はじめに
創立30周年記念大会を開催するにあたって
講演 毛利敏彦「学会30年によせて―回顧と展望―」
Ⅰ 明治維新を考える
1 高木不二「幕末政治史の研究史から―私的総括と見えてくる課題―」
2 落合弘樹「廃藩置県と明治維新」
3 三澤 純「維新変革期における民政と民衆」
4 高木博志「皇室の神仏分離・再考」
5 鵜飼政志「明治維新史研究と国際関係の視点」
6 佐々木寛司「明治維新の歴史的位置」
Ⅱ 明治維新をどうとらえるか
1 個別討論
2 全体討論
Ⅲ 学会30年のあゆみ
役員一覧/大会記録/例会記録/論集・会誌論文リスト