待ったなし!医療現場の働き方改革
著:公益財団法人労災保険情報センター
紙版
内容紹介
一億総活躍社会の実現に向けた国全体の取組であり、企業や働く人々、そして社会全体に関わる重要な課題である「働き方改革」を実現するために、医療現場にスポットを当てて労働時間の的確な管理、長時間労働の是正等について、項目ごとにポイントを示すなどわかりやすく解説しました。
第1編では、医療現場に従事するすべての方々の労働時間、休日、休暇のあり方、産前産後休業、育児・介護休業等いついて、第2編では、他職種と比較しても抜きん出た長時間労働の実態にある医師に焦点を当て、医師特有の研鑽、宿日直、副業・兼業について、具体的に分かりやすく解説した実務書です。労基署へ提出する36協定等の記載例と留意事項も掲載しました。
「医師は、医師である前に一人の人間であり、健康への影響や過労死さえ懸念される現状を変えて、健康で充実して働き続けることのできる社会を目指していくべきである」 ~ これは厚生労働省に設置された医師の働き方改革に関する検討会報告書の冒頭の記述です。
働き方改革の実現は「待ったなし」です。
目次
第1編 病院・診療所の労働時間、休日、休暇
第1章 労働時間、休憩、休日等の原則
第2章 時間外労働、休日労働
第3章 変形労働時間制
第4章 年次有給休暇
第5章 労基法における女性に関する規定
第6章 育児・介護を行う労働者に関する規定
第7章 派遣労働者の労働時間等の管理
第2編 医師の労働時間管理
第1章 医師の研鑽の労働時間の考え方
第2章 宿日直許可基準の取扱い
第3章 副業・兼業を行う場合の労働時間管理
第4章 医師の時間外労働の上限規制