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Stylenote Nowbooks 5

現場で役立つPAが基礎からわかる本

ライブやイベントでの音響の仕組みからマイク、スピーカー等の接続方法までPAの基本のすべて

紙版

内容紹介

 イベントや催事、コンサートでマイクとスピーカーを使って大きな音を出したことはありますか? そうした仕組みをPAといいます。PAはマイクとアンプとスピーカーにつなぐだけで終わりではありません。思ったように大きな音が出なかったり、大きな音は出ていても遠くでは聞こえなかったり……。ライブの会場を借りて、機材を借りたはいいけれど、何をどこへどうつなげていいか分からない。一応音は出たけど、ほんとにこれで問題はないの?本番で何かがあったらどうしよう! そんな悩みに答えてくれるのがこの本です。この本さえあれば、現場で大あわてしたり、思わぬ失敗をすることが激減しそう。現場で手元において参考にしてください。

目次

 序章 
なんでPA って必要なの? 〜 PA 機器とエンジニアの役割〜
 音を大きくするということ
 PA という言葉
 ただ増幅するだけではない 「ボリューム」
 拡声器はPA になり得るのか
 解決策としてのPA
 身近なPA セット「カラオケ」
 カラオケとPA の大きな違い
 カラオケとPA の小さな違い
 総 論
■  第1章 
機器の解説と接続・その1
マイクなどステージ上の音を拾うもの
 ケーブルや端子の原則
マイクについて
 ダイナミックマイクとコンデンサーマイク
 ダイナミックとコンデンサーの使い分け
 ダイナミックマイクの主なモデル
 コンデンサーマイクを使う楽器
 コンデンサーマイクの主なモデル
 マイクの端子
 マイクフォルダ
 マイクフォルダとマイクスタンド
 マイクスタンド
 マイクスタンドの組み立て
 マイクフォルダとマイクスタンドの装着
 ケーブルについて
マイク以外の入力
 DI(ディーアイ)
 DI とキャノンの関係1 〜バランス接続〜
 DI とキャノンの関係2 〜インピーダンスを下げる〜
 DI の定番機器
 DI の接続方法
 DI の接続方法の例外
ミキサーへ接続する方法
 マルチケーブルとコネクターボックス
 マルチケーブル—コネクターボックスの信号の流れ
 マルチケーブルとコネクターボックスの設置
 マルチケーブルとコネクターボックスの接続
■  第2章 
機器の解説と接続・その2 ミキサー
 ミキサーとは
 ステレオとモノラル、そしてサラウンド
 ミキサーの設置場所
 ミキサーの役割
 PA ミキサーの定番
 ミキサーのモジュール別役割を覚える
 インプットモジュール
 入力端子
 チャンネルの割り振り
 ファンタム電源を使用するチャンネルに注意
 アウトプットモジュール
 アウトプットモジュールの端子
 AUX(センド—リターン)モジュール
 AUX はもう1つのミキサー
 リターンしないじゃないかよ! その1
 リターンしないじゃないかよ! その2
 PRE(プリ)、POST(ポスト)について
 AUX モジュールの端子と接続
 その他のインプット、アウトプットについて
 まとめられた信号たちはどこへ行くのか
 プロセッサーとは
 リバーブ
 グラフィックイコライザー
 コンプレッサー/リミッター
 プロセッサー以降の信号の流れ
 コネクターボックスのパラの意味
 小屋送り
■  第3章 
機器の解説と接続・その3 アンプとスピーカー
 アンプの役割
 アンプ
 パワーアンプの電源
 出た! オームの法則!
 スピーカーが抵抗?
 ここでオームの法則登場
 パワーアンプの出力とスピーカーの許容入力
 抵抗が少なくなるとどうなるか
 ミキサー側からの信号をアンプへ接続する
 コネクターボックスとメイン用アンプの接続
 スピーカーケーブル
 電源スイッチを入れる
 パワーアンプとモニターの接続
 ボーカルのフットモニターをパラる
■  第4章 
現場での操作と流れ
サウンドチェック
 ミキサーのフェーダーやツマミの位置
 声でチェック
 リファレンスCD でのチェック
 モニター用サウンドチェック その1
 スピーカーの位置を調整する
回線チェック
 チャンネルの操作
 リバーブのチェック
マイクアレンジ(マイキング)
 マイクアレンジの基本
 マイクアレンジ=マイクスタンドの操作
 楽器別のマイクアレンジの手順
 ケーブル整理
 モニター用のサウンドチェック その2
音作り〜リハーサル
 ドラムの音作り
 ベース
 エレキギター
 キーボード
 バックだけで演奏
 モニターへの注文を聞く
 全体で演奏
 最終チェック〜リハーサル〜 アンプとコンプの設定 3
 本番前
本 番
撤 収
 撤収の手順1 観客が帰るまで
 撤収の手順2 観客が帰ったら
 撤収の手順3 ステージ上の撤収
 撤収の手順4 スタンド類の撤去
 撤収の手順5 ケーブルを巻く
 積み込み
■  第5章 
各章の補足
 テープについて
 インピーダンスについて
 デシベル(dB)について
 ミキサーのEQ について
 コンプについて
 PA とレコーディングの違いについて その1
 PA とレコーディングの違いについて その2
 スピーカーのマルチチャンネル化について
 モニターミキサーを別途用意する場合について
おわりに

ISBN:9784903238128
出版社:スタイルノート
判型:B6
ページ数:208ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2007年07月
発売日:2007年06月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TJK