出版書誌データベース

患者と看護をつなぐ―「がんとともに生きる」なかで、紡がれた言葉。
心地よい援助（安楽）とは・・・基本的看護技術の素晴らしさ・・・日常生活
の自律・・・外来看護の重要性・・・患者その人に丸ごと立ち向かう仕事
・・・・・・・・看護を学んでよかった！

まえがきに代えて
がんとともに生きる―自分の生活を自分らしく
“安楽”について―看護される身になって感じたこと
断章集　-１ 看護の仕事、そして残された人生の仕事　　-2 心地よく受けられる援助　　-3 人間対人間の関係 　-4 勇気を出して言葉を交わそう　　-5 「特記事項なし」に異議あり　　-6 4年目の初心者　　-7 がん初心者に帰ろう　　-8 私は生物である　　-9 食べ慣れたものを食べる　　-10健康な細胞に目を向けよう　　-11生きるための緩和ケア医療　　-12 少しのお節介をお願いします　　-13 研究への疑問
付録　抗がん剤投与後の「食」の自律　がん患者から自律した食生活を送る為のメッセージ
あとがき（解説）山本由美子

著：武田　悦子
1955年山形市生まれ（旧姓 海谷）。 東京女子医科大学看護短期大学卒業。看護師として、東京女子医科大学病院心臓系病棟、山形大学医学部附属付属病院、宮城県心臓血管予防協会勤務を経て、山形厚生看護学校教員。2000年4月同校退職。以後、山形市内で食堂「きっちんおあしす」経営。そのかたわら看護のための講座を企画するなどの活動を続ける。2007年12月 乳がんと診断され、抗がん剤治療、手術を受ける。2009年3月 がんが皮膚へ転移。皮膚移植術を受け3か月の入院生活を送る。2009年10月より抗がん剤治療を受けながらリンパ・ドレナージの研修受講のため泊りがけで東京に通う。2010年6月民間資格を取得して7月「きっちん おあしす」隣にリンパ浮腫に悩む患者のためのエステサロンを開業。その後、肝臓への転移。2011年2月 肝機能悪化し入院。その間に病院でリンパ・ドレナージの研修会を開催。2011年3月30日逝去。享年55歳。