出版書誌データベース

●研修を担当して、魅力的な企画を立案し、成功させる自信がありますか？
●学習心理学・教育学の基礎的理解を踏まえて、効果的な研修方法を考える。
●グループワークや参加型の研修について、経験にもとづくノウハウを伝授。
地域保健法では、研修は保健所機能の柱。地域保健・福祉活動の推進には専門職の技術研修や住民リーダー･業界リーダーを育てる研修が不可欠です。本書は、保健所や自治体で研修を担当する職員のための“研修概論”・・・企画、実施･運営、評価のプロセスを一貫して体系的に述べた初めてのテキストです。要所で住民向けの健康教育にもふれています･･･第一線で教室活動や個別健康教育に携わっている保健師のスキルアップにも、これだけは必修!!

はじめに
第１章 　受講者への気くばり
1．会場の工夫
2．参加者紹介
第２章 　研修企画の基礎
1．学習とは
2.行動を変える
第3章 　研修の実践――導入、展開、まとめ
1.導入の段階
2.展開の段階
3.まとめの段階
第4章 　研修の企画において重要なこと
1.研修ニーズの把握
2．研修目的の設定
3．研修プログラムの作成のステップ
第5章 　研修の評価
1.評価の種類
第6章 　研修企画の実際
1.感染症･食中毒等による健康危機管理研修
2.地域保健関係者研修｢子どもの虐待を中心とした家族への支援｣
3.健康づくり推進員養成講座
4.住民向けの教室「生活習慣病予防教室」

編著：岩永　俊博
1976年熊本大学医学部卒業。熊本県各地で保健所長。1990年国立公衆衛生院主任研究官。疫学部室長、公衆衛生行政学部室長、国立保健医療科学院研修企画部長を歴任。2004年4月より地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター常勤顧問。一貫したテーマは地域での健康福祉の活動支援。「住民参加を基盤とした目的設定型の健康づくり活動方法論の構築」により第55回日本公衆衛生学会奨励賞受賞。
著書：『地域づくり型保健活動のすすめ』『地域づくり型保健活動の考え方と進め方』（ともに医学書院）、『保健活動のブレイクスルー』『健康の政策科学』（ともに医学書院、共著）『行動科学−健康づくりのための理論と応用』（南江堂、共著）、ほか。