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田中一生「追想のユーゴスラヴィア」

著:田中一生
編:世界史研究所

紙版

内容紹介

ユーゴスラヴィア研究のパイオニア 田中一生からの伝言

ヨーロッパはバルカン半島に、かつてユーゴスラヴィアという国が存在した。その国に魅せられて、1960年代に留学。

それから約半世紀、その後のユーゴ解体のプロセスも含め、バルカンを基点に、在野から広い視野で世界を見つづけた田中一生(たなか かずお/1935~2007)。その後のバルカン地域の歴史や文化、文学や芸術を志す者の前には、常に田中一生がいた。東西世界の狭間にあって多様な民族・言語・文化・宗教を内に抱えこみ、「ヨーロッパの火薬庫」とも言われたバルカンの地──そこに暮らす人々の、生活の基層をなす文化に対する深い洞察から、混迷のいまを生きる私たちは何を読みとるか……

前著『バルカンの心──ユーゴスラヴィアと私』(彩流社 2007)に未収録の論考、エッセイ、映画評論等31編を収める

ISBN:9784902591415
出版社:かりん舎
判型:A5変
ページ数:296ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DZTH