日本の歴史と個人の歴史 事実と真実からのアプローチドラマチックに
著:吉原 賢二
紙版
内容紹介
著者は、戦後日本の原子力平和利用の最も初期の時から、その研究に従事した代表的研究者の一人。
しかし、薬害のため子どもが障害を持ったため、同じ悩みを持つ家族の代表として国と薬害訴訟で戦う立場に。そしてついには、歴史的な勝利を勝ち得た人物である。
その著者の戦中戦後の混乱期の清貧な青春期を、強い自尊心と日本の戦後復興へ寄与せんと生き抜いた様子を、小説風に書いた第二部が秀逸である。
目次
第一部 日本史探訪
はしがき
第一章 日本の古代史
第二章 千年の呪い(仮説)
第二部 太平洋戦争後 若者の成長ー小説風に
第一章 英寿と秀穂の原子力時代
第二章 英寿の苦難と栄光物語
第三章 文学を愛した医師物語 〜貴船太郎君の話〜
第四章 パン屋になった工学博士物語 〜猪木久三さんの話〜
第五章 カトリック会津武士物語 〜青木元雄君の話〜
第三部 追録
あとがき